特許
J-GLOBAL ID:200903055818218170

衝撃吸収式ステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 根本 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-144877
公開番号(公開出願番号):特開2002-337699
出願日: 2001年05月15日
公開日(公表日): 2002年11月27日
要約:
【要約】【課題】ステアリングホイールとの衝突による衝撃吸収の初期にドライバーに作用するピーク荷重を簡単な構造で容易に低減できる衝撃吸収式ステアリング装置を提供する。【解決手段】衝撃により車体に対して相対移動するコラム側部材22のシャフト挿入孔42に挿入され、車体に対する相対移動が阻止される車体側部材と同行移動する左右方向軸心のシャフト51を備える。そのシャフト挿入孔42の衝撃吸収領域42aの短径は、前記相対移動方向に直交する方向におけるシャフト51の最大外径未満である。そのシャフト51が衝撃吸収領域42aを押し拡げコラム側部材22が塑性変形することで衝撃が吸収される。衝撃吸収領域42aとシャフト待機領域42bとの境界Bでの衝撃吸収領域42aの短径方向における中心位置Pは、その境界Bに接する状態でのシャフト51の前記最大外径部での中心位置Qよりも、衝突時にコラム側部材22に作用するモーメントMの作用方向後方側に位置する。
請求項(抜粋):
ステアリングシャフトを支持すると共に、その軸心は車両への取り付け状態において車両の前方に向かうに従い下方に向かうように傾斜するコラムと、そのステアリングシャフトに取り付けられるステアリングホイールと、そのステアリングホイールとドライバーとの衝突時の衝撃によるコラムの車体に対する相対移動時に、そのコラムと同行して車体に対して相対移動するコラム側部材と、その衝撃によるコラムの車体に対する相対移動時に、車体に対する相対移動が阻止される車体側部材と、そのコラム側部材と車体側部材の中の一方に形成されるシャフト挿入孔と、そのシャフト挿入孔に挿入されると共に軸心が車両の左右方向に沿うシャフトとを備え、そのシャフトは、前記衝撃によるコラムの車体に対する相対移動時に、そのコラム側部材と車体側部材の中の他方と同行移動され、そのシャフト挿入孔は、その衝撃の作用前に前記シャフトが位置するシャフト待機領域と、長孔状の衝撃吸収領域とを有し、その衝撃吸収領域の長径方向は前記コラムの車体に対する相対移動方向に沿い、その衝撃吸収領域の短径は、前記相対移動方向に直交する方向におけるシャフトの最大外径よりも小さくされ、そのシャフトがシャフト待機領域から衝撃吸収領域にシャフト挿入孔を押し拡げるように進入することでコラム側部材が塑性変形されることに基づき、その衝撃が吸収される衝撃吸収式ステアリング装置において、そのシャフト挿入孔がコラム側部材に形成される場合、その衝撃吸収領域とシャフト待機領域との境界での衝撃吸収領域の短径方向における中心位置は、その境界に接する状態での前記シャフトの前記最大外径部での中心位置よりも、前記衝突時にコラム側部材に作用するモーメントの作用方向後方側に位置し、そのシャフト挿入孔が車体側部材に形成される場合、その衝撃吸収領域とシャフト待機領域との境界での衝撃吸収領域の短径方向における中心位置は、その境界に接する状態での前記シャフトの前記最大外径部での中心位置よりも、前記衝突時にコラム側部材に作用するモーメントの作用方向前方側に位置することを特徴とする衝撃吸収式ステアリング装置。
Fターム (3件):
3D030DE06 ,  3D030DE28 ,  3D030DE37
引用特許:
審査官引用 (2件)

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