特許
J-GLOBAL ID:200903056299638651

炭酸カルシウムの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-092343
公開番号(公開出願番号):特開2002-284522
出願日: 2001年03月28日
公開日(公表日): 2002年10月03日
要約:
【要約】【課題】 苛性化工程を利用して製紙用填料及び、製紙用塗工顔料として有用な性能を与える、針状又はイガグリ状の形状を有するアラゴナイト系炭酸カルシウムを得る。【解決手段】 攪拌機の翼径と苛性化反応槽の径との比を表すd/D値が0.15〜0.7である苛性化反応槽において、石灰乳調製時の石灰乳の単位容積当たりに与える攪拌動力を示すP/V値が0.1kw/m3以上となる攪拌条件で石灰乳を調製する。つづいて反応中のP/V値が0.1 kw/m3以上となる攪拌力で攪拌しながら所定の緑液添加速度、温度で苛性化反応を行う。
請求項(抜粋):
硫酸塩法又はソーダ法によるパルプ製造工程の苛性化工程においてアラゴナイト系炭酸カルシウムを製造する方法であって、苛性化反応槽の直径(D)と反応槽に取り付けられた攪拌機の攪拌翼の翼径(d)との比(d/D値)が0.15〜0.7、好ましくは0.3〜0.5である苛性化反応槽において、生石灰及び消石灰からなる群から選択される物質に、生石灰換算で1molに対して0.25mol以下の炭酸イオンを含む中性からアルカリ性の水溶液を添加して濃度が生石灰換算で10〜40重量%、好ましくは20〜35重量%になるように石灰乳を調製する際に、攪拌液の単位容積当たりの攪拌動力を表すP/V値で0.1kw/m3以上、好ましくは3.0kw/m3以上の攪拌力で攪拌しながら石灰乳を調製し、つづいて該石灰乳に対して、苛性化工程で発生し白液を製造するのに必要な緑液を0.02〜0.4 ml(緑液)/min/g(生石灰、又は消石灰の生石灰換算値)、好ましくは0.05〜0.25 ml/min/gの添加速度で所定量添加し、反応温度30〜105°C、好ましくは40〜90°Cにて苛性化反応を行うにあたって、該苛性化反応中の攪拌力が反応開始から反応終了までを通して、P/V値で0.1kw/m3以上、好ましくは0.6kw/m3以上の条件で苛性化反応を行わせることを特徴とする、平均短径が0.1〜0.5μmの針状又はイガグリ状の形状を有するアラゴナイト系炭酸カルシウムの製造方法。
IPC (4件):
C01F 11/18 ,  D21C 11/00 ,  D21H 17/67 ,  D21H 21/50
FI (4件):
C01F 11/18 A ,  D21C 11/00 Z ,  D21H 17/67 ,  D21H 21/50 A
Fターム (26件):
4G076AA16 ,  4G076AB02 ,  4G076AB06 ,  4G076AC02 ,  4G076BA15 ,  4G076BA43 ,  4G076BD01 ,  4G076BD02 ,  4G076CA02 ,  4G076CA05 ,  4G076CA26 ,  4G076CA29 ,  4G076DA02 ,  4G076DA30 ,  4L055AG12 ,  4L055AG94 ,  4L055AH01 ,  4L055BC07 ,  4L055EA16 ,  4L055EA20 ,  4L055EA25 ,  4L055EA26 ,  4L055EA28 ,  4L055EA32 ,  4L055FA21 ,  4L055GA34
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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