特許
J-GLOBAL ID:200903056310574334

電力貯蔵装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石島 茂男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-202566
公開番号(公開出願番号):特開平11-041830
出願日: 1997年07月11日
公開日(公表日): 1999年02月12日
要約:
【要約】【課題】正確な使用電力予想に基いて電力貯蔵装置を運転できる技術を提供する。【解決手段】この電力貯蔵装置1は、負荷15の電力使用量が少ない時間帯に、二次電池112を充電し、負荷の電力使用量の予測値に基いて、電力使用量が多い時間帯に二次電池15を放電させ、商用電源11と二次電池15によって負荷に電力を供給する。電力使用量の予測値を求めるニューラルネットワークを形成する際に、先ず、遺伝的手法を用いて、電力使用量をある程度正確に予想できる重み付け値を求め、それを初期値として誤差逆伝播法によって重み付け値を修正しておく。初期値を乱数によって決めなくても済むので、ニューラルネットワークの重みづけ値が局所解に収束していたり、不正確であったりすることがない。
請求項(抜粋):
負荷の電力使用量が少ない時間帯に、商用電源によって充電される二次電池と、予め、ユニットの配列とユニット同士の結合が設定されたニューラルネットワークが設けられた制御装置とを有し、前記ユニット間の重み付け値は、前記ニューラルネットワークに将来の電力使用条件が入力されると、その電力使用条件に応じた電力使用量の予測値を出力するように設定され、前記制御装置は、前記負荷の電力使用量が多い時間帯には、前記電力使用量の予測値に基いて前記二次電池を放電させ、前記商用電源の負担を軽減させるように構成された電力貯蔵装置であって、前記重み付け値を設定する際には、前記各ユニット間の重み付け値の組合せを複数用意し、各組合せを遺伝子とみなし、各遺伝子間の交配と遺伝子の突然変異によって新たな遺伝子を発生させ、新たな遺伝子と元の遺伝子のそれぞれの遺伝子が示す重み付け値の組合せに応じて、それぞれ仮のニューラルネットワークを形成し、前記仮のニューラルネットワークに過去の電力使用条件に応じた電力使用量の予測値を出力させ、過去の実際の電力使用量と比較して求めた誤差の小さい遺伝子を所望個数選別して淘汰させ、再び交配と突然変異によって新たな遺伝子を発生させ、新たな遺伝子が示す重み付け値の組合せに応じて仮のニューラルネットワークを形成して誤差を求め、選別した遺伝子を含めて誤差の小さい遺伝子を所望個数選別し直して淘汰させる作業を繰り返し行い、その結果、誤差の小さい優秀な遺伝子を採用し、その遺伝子が示す重み付け値の組合せを初期状態のニューラルネットワークの各ユニット間の重み付け値とし、前記過去の電力使用条件を入力して電力使用量の予測値を出力させ、過去の実際の電力使用量と比較して求めた誤差を誤差逆伝播法によって前記各ユニットに伝播させて重み付け値を修正し、再び過去の電力使用条件を入力して電力使用量の予測値を出力させ、過去の実際の電力使用量と比較して求めた誤差を、前記誤差逆伝播法によって各ユニットに伝播させ、重み付け値を修正する作業を繰り返し行い、前記将来の電力使用条件が入力されると、将来の電力使用量を予測するニューラルネットワークの重み付け値が設定されたことを特徴とする電力貯蔵装置。
IPC (4件):
H02J 7/34 ,  G05B 13/02 ,  G06F 15/18 550 ,  H02J 3/32
FI (5件):
H02J 7/34 D ,  G05B 13/02 L ,  G05B 13/02 Z ,  G06F 15/18 550 C ,  H02J 3/32
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 電力貯蔵システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-272230   出願人:株式会社日立製作所, 東京電力株式会社
  • ニューラルネットワーク
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-172889   出願人:東洋電機製造株式会社
  • ディジタルフィルタの係数決定方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-194390   出願人:長谷山美紀, アルパイン株式会社
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