特許
J-GLOBAL ID:200903056823958871

一方向性置換を用いた逐次公開可能なコミットメント方法及びシステム並びにプログラム及び記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-104988
公開番号(公開出願番号):特開2002-304119
出願日: 2001年04月03日
公開日(公表日): 2002年10月18日
要約:
【要約】【課題】共有すべきデータの量が少なく、その安全性が一方向性に帰着される逐次開示可能なコミットメント方法を提供する。【解決手段】データ送信、受信側がnビットの集合S上の一方向性置換fを共通に持ち、コミットフェーズにおいて、データ送信側はランダムにa個のnビットデータβ(j)を生成し、nビットのランダムな集合Sの要素rを生成して一方向性置換fを用いてa+1個のnビットデータr(j)をr(1)=r,r(j+1)=f(r(j))なる手続きで逐次生成し、r(j)とβ(j)の内積演算を行いa個の1ビットデータb(j)を生成し、次にb(j)とaビットの送信データmとの排他的論理和によりa個の1ビットデータc(j)を生成し、r(a+1)(j),c(j)をデータ受信側に送信し、公開フェーズにおいて、r(a+1)=f(r(a))を確かめ、c(a),r(a)(a)に基づいてmaを得て、順次、1≦j≦aについてr(j)=f(r(j-1))を確かめ、mj-1を得て送信データmを得る。
請求項(抜粋):
データ送信側とデータ受信側がnビットで表現された要素からなる集合S上の一方向性置換fを共通に持つ一方向性置換を用いた逐次公開可能なコミットメント方法において、nビットデータxとyの内積x・yとは【数1】データ送信側はaビットのデータm(j番目のビットをmjと表す)を保持し、コミットフェーズにおいては、データ送信側はランダムにa個のnビットデータβ(j)(1≦j≦a)を生成し、また、nビットのランダムな集合Sの要素rを生成し、一方向性置換fを用いてa+1個のnビットデータr(j)(1≦j≦a+1)をr(1)=r, r(j+1)=f(r(j))なる手続きで逐次的に生成し、r(j)(1≦j≦a)とβ(j)(1≦j≦a)の内積演算b(j)=r(j)・β(j)を行いa個の1ビットデータb(j)(1≦j≦a)を生成し、次にb(j)(1≦j≦a)とデータmより【数2】なる手続きでa個の1ビットデータc(j)(1≦j≦a)を生成し、生成した(r(a+1)(1),・・・,β(a),c(1),・・・,c(a))をコミットメントデータとしてデータ受信側に送信し、公開フェーズにおいては、データ受信側はコミットメントデータを受信したもとで、データ送信側はr(a)をデータ受信側へ送信し、データ受信側は受信したr(a)を用いて、r(a+1)=f(r(a))が成り立つことを検証し、【数3】を計算してデータmaを得て、データ送信側はr(j)を送信し、このr(j)をデータ受信側が受信したもとで、r(j-1)を送信し、データ受信側はr(j-1)を用いてr(j)=f(r(j-1))が成り立つことを検証し、【数4】を計算することによりmj-1を得ることを、1≦j≦aについて行いデータmを得ることを特徴とする一方向性置換を用いた逐次公開可能なコミットメント方法。
IPC (2件):
G09C 1/00 620 ,  G09C 1/00 650
FI (2件):
G09C 1/00 620 Z ,  G09C 1/00 650 Z
Fターム (4件):
5J104AA01 ,  5J104AA18 ,  5J104JA01 ,  5J104NA11
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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