特許
J-GLOBAL ID:200903056930376966

超音波イメージングにおける自動ドプラ角推定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 研一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-338993
公開番号(公開出願番号):特開2000-287977
出願日: 1999年11月30日
公開日(公表日): 2000年10月17日
要約:
【要約】【課題】 Bモード画像及びカラー・フロー画像(利用可能な場合)に基づく自動ドプラ角推定の方法を提供する。【解決手段】 本方法は自動血管勾配測定のアルゴリズム(図6)を用いており、このアルゴリズムは先ず、サンプル・ボリューム又はレンジ・ゲート(34、36)内で最適な初期点(70)を見出し、次いで、勾配推定を行う前に、強度のみの閾値と強度差の閾値との組み合わせに基づいて最も信頼性の高いピクセル点(近い壁又は遠い壁;76)を探索する。Bモード強度データを使用し、また随意選択により(グレイ/カラー写像前の)カラー・フロー速度データ又はパワー・データを用いる。このアルゴリズムは、その主たる目的は超音波スキャナにおける自動ドプラ角推定を達成することにあるが、血管直径及び流速の計算の自動追尾の方法にもまた適用可能である。
請求項(抜粋):
超音波送信ビームの方向と血管の軸との間のドプラ角を推定する方法であって、前記血管の超音波画像を表示する工程と、前記超音波画像が導き出される一フレームの画像パラメータ値であって、これらの画像パラメータ値が前記画像のそれぞれのピクセルに対応している一フレームの画像パラメータ値を記憶する工程と、前記画像の前記血管に重ねて、レンジ・ゲートを表す図形を配置する工程と、前記レンジ・ゲート内に位置する一点に対応する探索区域の中心点を識別する工程であって、該中心点を包囲する中心区域内のピクセルに対応する前記フレーム内の画像パラメータ値が、前記探索区域内の他の区域のピクセルに対応する前記フレーム内の画像パラメータ値よりも小さい平均画像パラメータ値を有するようにした工程と、前記中心点から伸びていて且つ前記探索区域内で所定の角度範囲にわたって角度が離隔して配置された多数の半径線の各々に沿って外向きにそれぞれのエッジ点を探索する工程であって、探索アルゴリズムに従って各々の半径線に沿って前記中心点から所定の距離まで探索する工程と、前記探索区域の複数のセグメントの各々の中の少なくともいくつかのエッジ点に対して線フィット・アルゴリズムを適用して、該アルゴリズムによりそれぞれの複数の血管勾配推定値及び適合度測定値を形成する工程と、前記複数の適合度測定値の中から最良の適合度測定値を識別する工程と、前記最良の適合度測定値に対応する血管勾配推定値を、前記最良の適合度測定値に対して特定の差の範囲内にある他の適合度測定値に対応する他の血管勾配推定値と組み合わせる工程と、前記組み合わせた結果の血管勾配と前記送信ビームの方向との関数として前記ドプラ角を決定する工程と、を有しているドプラ角推定方法。
IPC (2件):
A61B 8/14 ,  A61B 8/06
FI (2件):
A61B 8/14 ,  A61B 8/06
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (2件)

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