特許
J-GLOBAL ID:200903057047991541

折り畳み式機器のカバーを広角度開閉保持可能としたヒンジ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齋藤 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-219844
公開番号(公開出願番号):特開平11-050727
出願日: 1997年07月31日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】 携帯電話等折り畳み式機器のカバーを機器本体に閉成保持でき、これを広角度まで開成して保持自在なヒンジ装置で、カバーの開閉動作を円滑に行い得るようにする。【解決手段】 機器本体1に設けた固定ディスク4の固定突き合せ端面4bにおける所要角度位置Q1にあって、径方向へ移動自在な第1、第2球体15a、15bを、発条7の弾力で可動ディスク5の可動突き合わせ端面5bに設けた第1始点、第1終点係嵌凹所11a、11bに係嵌してカバー2の閉成を保持する。カバー2の開成で、第1、第2球体15a、15bが夫々第1、第2弧凹面案内路14a、14bを転動通過して第2始点、第2終点係嵌凹所12a、12bに係嵌して開成保持となる。第1、第2弧凹面案内路14a、14bは常に回転軸心Sから第1、第2球体15a、15bの離間距離Dが等しくなるよう曲成されているから、可動ディスク5の安定した円滑な回転操作が保証される。
請求項(抜粋):
機器本体に固設の本体ヒンジ筒と、その本体当接端周縁と摺接自在なカバー当接端周縁を有してカバーに固設されたカバーヒンジ筒とを備え、上記の本体ヒンジ筒には回転止め状態で固定ディスクを、カバーヒンジ筒には回転止め状態で可動ディスクを夫々内嵌し、固定ディスクの固定突き合せ端面と、可動ディスクの可動突き合せ端面の何れか一方には、相互に異径配置である第1係嵌凹所対としての第1始点、第1終点係嵌凹所と、相互に異径配置である第2係嵌凹所対としての第2始点、第2終点係嵌凹所とを形成し、他方には、上記第1、第2係嵌凹所対に対して発条による弾力により係合する相互に同長大径配置で、所要周角度位置に設けられた第1、第2係嵌凸部を形成し、前記の第1始点係嵌凹所と第2始点係嵌凹所を同長大径配置である所要周角度位置に配置すると共に、第1終点係嵌凹所と第2終点係嵌凹所を同長小径配置で、所要周角度位置に配設し、かつ第1始点と第1終点係嵌凹所間には第1弧凹面案内路を、第2始点、第2終点係嵌凹所間には第2弧凹面案内路を夫々連設し、さらに、上記した第1、第2係嵌凸部は径方向へ所要長だけ移動自在とした第1、第2球体により形成され、カバーの閉時と開時にあって、上記の第1、第2球体が、夫々第1始点係嵌凹所と第2始点係嵌凹所に係嵌の状態から、第1、第2弧凹面案内路に嵌入転動して、夫々第1終点係嵌凹所と第2終点係嵌凹所に転動嵌入自在となし、上記第1弧凹面案内路と第2弧凹面案内路とは、これらを転動する第1、第2球体が、常に可動ディスクの回転軸心から略等長の離間距離となるよう曲成されていることを特徴とする折り畳み式機器のカバーを広角度開閉保持可能としたヒンジ装置。
引用特許:
出願人引用 (3件)

前のページに戻る