特許
J-GLOBAL ID:200903057747974206

IPMモータの制御方法および制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小栗 昌平 ,  本多 弘徳 ,  市川 利光 ,  高松 猛 ,  濱田 百合子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-299070
公開番号(公開出願番号):特開2004-135458
出願日: 2002年10月11日
公開日(公表日): 2004年04月30日
要約:
【課題】IPMモータの温度上昇により特性定数が変化しても磁極位置ずれを小さく抑えられるIPMモータの制御方法を提供する。【解決手段】IPMモータの制御装置の内部信号から演算により得られる回転子磁極位置の推定信号と回転子速度推定信号を用いて、IPMモータの電機子回転磁界と回転子速度を制御するIPMモータの制御方法において、IPMモータの磁気飽和と回転子と電機巻線の温度上昇モデルを考慮したモデル式を一定周期毎に繰返し演算することによって推定したq軸インダクタンスLqM、電機子鎖交磁束のモデルφaM、電機子抵抗のモデルRsMを用いた、γM-δM軸モデル電流の演算結果から演算・推定した回転子磁極位置及び回転子速度を用いてIPMモータの電機子回転磁界及び回転子速度を制御する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
回転子内部に永久磁石を埋込んだ構造の同期電動機であるIPMモータの制御装置よりIPMモータの電機子に流れる電流をγ-δ軸座標変換して得られるγ軸電機子電流iγ、δ軸電機子電流iδと制御装置よりIPMモータの電機子に印加される電圧に比例する制御装置の内部信号のγ軸電圧Vγ、δ軸電圧Vδ及び前記IPMモータの特性を示すモデル定数としてd軸インダクタンスLdM、q軸インダクタンスLqM、電機子抵抗RaM、電機子鎖交磁束φaMから構成したIPMモータの電機子に流れる電流のモデルを用いて、IPMモータの電機子に流れる電流のγ軸電流モデルiγM、δ軸電流モデルiδMの演算を行い、演算したγ軸電流モデルiγM、δ軸電流モデルiδMの前記IPMモータの電機子に流れる電流をγ-δ軸変換して得られる、γ軸電機子電流iγ、δ軸電機子電流iδに対する誤差信号ΔiγM、ΔiδMから演算推定した回転子の磁極位置推定信号と回転子速度推定信号ωRMを用いてIPMモータの電機子回転磁界及び回転子速度を制御するIPMモータの制御方法において、 予め測定したIPMモータのq軸インダクタンスの飽和特性を電流の関数として制御装置に記憶させた2点近似関数を用いて求めるq軸インダクタンスのモデルLqMと、 IPMモータの実電流に対するモデル電流の誤差をモータ定数のモデル誤差の関数として表した特性式とモータ温度上限値における電機子巻線と回転子磁石の温度差1点を用いた温度差のモデル式から構成するオブザーバの演算により求める電機子鎖交磁束モデルφaMと、 前記電機子鎖交磁束より求めた回転子磁石温度と電機子巻線温度から求める電機子巻線抵抗モデルRSMと、 を順に一定周期毎に繰り返し演算を行って推定し、推定したこれらのモデル定数を用いて前記γ-δ軸のモデル電流の演算を行った結果から磁極位置と回転子速度を推定して、IPMモータの回転磁界とモータの速度を制御することを特徴とするIPMモータの制御方法。
IPC (3件):
H02P21/00 ,  H02P6/08 ,  H02P6/16
FI (5件):
H02P5/408 C ,  H02P5/408 D ,  H02P5/408 E ,  H02P6/02 351H ,  H02P6/02 351N
Fターム (29件):
5H560BB04 ,  5H560BB17 ,  5H560DA12 ,  5H560DC05 ,  5H560DC12 ,  5H560EB01 ,  5H560UA02 ,  5H560XA02 ,  5H560XA04 ,  5H560XA12 ,  5H560XA13 ,  5H576DD02 ,  5H576DD07 ,  5H576EE01 ,  5H576EE11 ,  5H576GG02 ,  5H576GG04 ,  5H576HA02 ,  5H576HB02 ,  5H576JJ03 ,  5H576JJ04 ,  5H576JJ25 ,  5H576LL13 ,  5H576LL22 ,  5H576LL29 ,  5H576LL32 ,  5H576LL40 ,  5H576LL43 ,  5H576MM15
引用特許:
審査官引用 (4件)
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