特許
J-GLOBAL ID:200903057866341483

エコー除去方法およびエコーキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 辰巳 忠宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-105696
公開番号(公開出願番号):特開平11-289283
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月19日
要約:
【要約】【課題】 出力信号の音質を劣化することなく、学習速度および学習精度を向上する。【解決手段】 A/D変換器20によってディジタル化された入力信号をサンプリングし参照入力信号Xとして白色化フィルタ18に入力し、その参照入力信号Xから周波数的な偏りが軽減された擬似白色化信号X1を得る。擬似白色化信号X1は参照入力信号バッファ22を介して積和演算部24および係数更新部26に与えられる。積和演算部24では、擬似白色化信号X1と適応フィルタ28内の適応フィルタ係数とに基づいて、擬似エコー信号Yを算出し、減算器30において、エコー信号yから擬似エコー信号Yを減算し、除去誤差信号eを得る。係数更新部26では、除去誤差信号e、適応フィルタ係数、擬似白色化信号X1に基づいて適応フィルタ係数を更新する。周波数的な偏りの少ない擬似白色化信号X1を用いて学習するので、学習速度、学習精度が向上する。参照入力信号Xに基づいて擬似白色化信号X1を得るので、出力信号の音質は劣化しない。
請求項(抜粋):
ディジタル化された入力信号を利用して適応フィルタ係数を更新しエコーを除去するエコー除去方法であって、前記入力信号から参照入力信号を得るステップ、前記参照入力信号を擬似的に白色化して擬似白色化信号を得るステップ、前記擬似白色化信号および前記適応フィルタ係数に基づいて擬似エコー信号を生成するステップ、エコー信号および前記擬似エコー信号に基づいて除去誤差信号を得るステップ、ならびに前記除去誤差信号、前記適応フィルタ係数および前記擬似白色化信号に基づいて前記適応フィルタ係数を更新するステップを備える、エコー除去方法。
IPC (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 ,  H04R 3/02
FI (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 C ,  H04R 3/02
引用特許:
審査官引用 (2件)

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