特許

J-GLOBAL ID：200903057987148966

耐欠損性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具

発明者： 中村 清一郎 ,  照内 清弘 ,  藤澤 隆史 ,  辻崎 久史 ,  野中 勝尚
出願人/特許権者： 三菱マテリアル株式会社
代理人 (1件)： 富田 和夫 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-266017
公開番号（公開出願番号）：特開平10-110234
出願日： 1996年10月07日
公開日（公表日）： 1998年04月28日
要約：

【要約】【課題】 耐欠損性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】 Coおよび/またはNiを主体とする結合相:3〜20重量%を含有し、残りが、炭窒化チタン、またはTiとTiを除く周期律表の4a、5a、及び6a族金属(以下、これらを総称してMで表す)のうちの1種以上との炭窒化物からなる芯部と、Tiと上記Mのうちの1種以上との炭窒化物からなるが、前記芯部に比してTi濃度が低く、M濃度が高い成分濃度勾配を有し、かつ前記芯部に対して完全包囲分布する表面部とで構成された2相構造の硬質相、および不可避不純物からなる組成を有する炭窒化チタン系サーメット製切削工具において、上記2相構造硬質相の1部(但し、工具内部の電子顕微鏡組織で測定して30面積%以上)または全部を、芯部および表面部の組成および成分濃度勾配は同じであるが、芯部の1部が結合相に露出して、表面部が不連続分布した構造の2相構造硬質相で構成する。

請求項（抜粋）：

Coおよび/またはNiを主体とする結合相:3〜20重量%を含有し、残りが、TiとTiを除く周期律表の4a、5a、及び6a族金属(以下、これらを総称してMで表す)のうちの1種以上との炭窒化物、および/または炭窒化チタン、からなる芯部と、Tiと上記Mのうちの1種以上との炭窒化物からなるが、前記芯部に比してTi濃度が低く、M濃度が高い成分濃度勾配を有し、かつ前記芯部に対して完全包囲分布する表面部とで構成された2相構造の硬質相、および不可避不純物からなる組成を有する炭窒化チタン系サーメット製切削工具において、上記2相構造硬質相の1部(但し、工具内部の電子顕微鏡組織で測定して30面積%以上)または全部を、芯部および表面部の組成および成分濃度勾配は同じであるが、芯部の1部が結合相に露出して、表面部が不連続分布した構造の2相構造硬質相で構成したことを特徴とする耐欠損性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具。

IPC (2件)：

C22C 29/04 ,  B23B 27/14

FI (2件)：

C22C 29/04 A ,  B23B 27/14 B

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 靭性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-110979   出願人：三菱マテリアル株式会社
• 特公昭56-051201
  
• TiCN基サーメット
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-038691   出願人：京セラ株式会社
• 炭窒化チタン系サーメット製切削工具
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-132860   出願人：三菱マテリアル株式会社