特許
J-GLOBAL ID:200903058090048370

熱可塑性共重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 猛 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-269172
公開番号(公開出願番号):特開平10-152504
出願日: 1997年09月17日
公開日(公表日): 1998年06月09日
要約:
【要約】【課題】 重合熱を効率的に除去し、かつ単量体、共重合体、有機溶剤が均一に混合されて重合を行う際、ゲル状ポリマーの生成を低減し、高重合転化率で長時間の連続運転が可能とし、成形品の表面外観性、熱安定性、透明性が一段と優れるスチレンーアクリロニトリル系共重合体の製造方法を提供する。【解決手段】 シアン化ビニル系単量体5〜60重量%、芳香族ビニル単量体40〜95重量%、これらと共重合可能な他のビニル化合物単量体0〜20重量%からなる単量体を連続的に塊状重合または溶液重合するに際し、強制攪拌反応槽を用い、攪拌所要動力が2KW/m3 以上で、かつ架橋効率εが75以下である重合開始剤を用いて重合することを特徴とするスチレンーアクリロニトリル系共重合体の製造方法。
請求項(抜粋):
シアン化ビニル系単量体5〜60重量%、芳香族ビニル単量体40〜95重量%、これらと共重合可能な他のビニル化合物単量体0〜20重量%からなる単量体を連続的に塊状重合、または溶液重合するに際し、(A)反応槽として、攪拌軸に取り付けたトルク計と回転数から計測される攪拌動力(KW)を、攪拌を受ける反応槽内の反応液の容量(m3 )で除して得られる攪拌所要動力が2KW/m3 以上である強制攪拌反応槽を用い、(B)反応槽内で、該単量体の混合物100重量部と反応に不活性な有機溶剤10〜100重量部とからなる反応液が気相とを界面が存在するように気相部を残して反応液を充填し、(C)重合開始剤として、クメン中に重合開始剤を0.5mmol/リットルの割合で溶解させ、温度110°C、加熱時間を重合開始剤の110°Cにおける半減期の6倍となる時間で加熱した際に生じるクメンの二量体の量を用い、下記の式(1)で定義される架橋効率εが75以下である重合開始剤から選ばれた少なくとも一種以上の重合開始剤を使用することを特徴とする共重合体の製造方法。架橋効率ε=100×a/b (1)〔式中、aは生成したクメンの二量体の濃度(mol/リットル)、bは0.5×103(mol/リットル)を表す。〕
IPC (7件):
C08F 2/02 ,  C08F 2/00 ,  C08F 2/06 ,  C08F 4/04 ,  C08F 4/34 ,  C08F212/10 ,  C08F220/44
FI (7件):
C08F 2/02 ,  C08F 2/00 H ,  C08F 2/06 ,  C08F 4/04 ,  C08F 4/34 ,  C08F212/10 ,  C08F220/44
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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