特許
J-GLOBAL ID:200903058146990502

診療情報分析システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 明子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-234934
公開番号(公開出願番号):特開2006-031649
出願日: 2004年07月13日
公開日(公表日): 2006年02月02日
要約:
【課題】診断群分類による包括評価での支払方式が導入される医療機関がこれから診療行為の標準化や標準診療計画の策定を行おうとした場合に、これらの作業を支援するために、過去の診療実績の検索・分析を行い適切な資料を提供できる診療情報分析システムを提供する。【解決手段】医事会計システムで蓄積される診療明細情報及び行為明細情報と、別途病歴システムで蓄積されあるいは診療録入力ツール等で作成される診療情報に基づいてファイルを構築し、診断群分類毎にこれらのファイルに蓄積する情報を検索・加工する。【選択図】図11
請求項(抜粋):
医事会計システムで一人の患者の一回の入退院に伴う診断群分類単位毎に作成される診療明細データを所定のフォーマットに変換して、「診療年月日」「施設コード」「患者ID」「退院年月日」「入院年月日」「データ区分」「医師コード」「レセ電算コード」「診療行為名称」「実施日」「実施曜日」「存在フラグ」を含む各フィールドに蓄積する診療明細データ記憶手段と、 医事会計システムで診療明細データを個々の診療行為毎に分割して作成される行為明細データを所定のフォーマットに変換して、「診療年月日」「施設コード」「患者ID」「退院年月日」「入院年月日」「データ区分」「順序番号」「行為明細番号」「レセ電算コード」「診療明細名称」「使用量」「基準単位」「存在フラグ」を含む各フィールドに蓄積する行為明細データ記憶手段と、 医事会計システムで診療明細データ及び行為明細データから出来高点数データを抽出加工して作成される出来高点数データを所定のフォーマットに変換して、「施設コード」「患者ID」「退院年月日」「入院年月日」「出来高総収入」「特定入院加算期間超」「特定入院加算期間内」その他各診察・投薬・注射・処置・手術・麻酔・検査・画像診断等についての小計及び分類別の点数を入力するフィールドを含む各フィールドに蓄積する出来高点数データ記憶手段と、 病歴システムまたは他の病歴入力手段等を用いて作成される一人の患者の一回の入院に伴う診断群分類単位の病歴及び包括点数を記録する包括点数データを、「対象年月日」「施設コード」「患者ID」「退院年月日」「入院年月日」「診療情報番号」「診療科コード」「DPCコード」「MDCコード」「DPC名」「包括金額」その他入院期間の日数や外泊期間を入力するフィールド、入院期間中の点数を入力するフィールド、主傷病名、入院の契機となった傷病名、医療資源を最も投入した傷病名、入院時併存症、手術、補助療法、を入力するフィールドを含む各フィールドに蓄積する包括点数データ記憶手段と、 ユーザーに分析ターゲットを選択させるために、包括点数データファイルD16がデータを保有する診断群分類名全てを一覧する画面を表示させ、ユーザーに分析したいDPC分類の選択を促す第1の処理手段と、 ユーザーが決定した分析ターゲットDPCの選択入力を受けて、包括点数データ記憶手段から、その決定されたDPCコードが付与されたすべての患者のデータを抽出する第2の処理手段と、 抽出された患者データについて、患者IDと入院年月日と退院年月日で特定される患者データ毎に、在院日数を以下の計算式 在院日数=退院年月日-入院年月日+1 から求める第3の処理手段と、 包括払い方式による場合と出来高払い方式による場合の収入差額を求めるために、第2の処理手段により包括点数データ蓄積手段から抽出された患者のデータのレコードから包括金額を抽出する第4の処理手段と、 第2の処理手段により抽出した患者のデータ中の患者IDと入院年月日と退院年月日とに基づいて、出来高点数データ記憶手段から該当する出来高点数データを検索し、当該データから出来高総収入、出来高算定分、特定入院加算期間超、特定入院加算期間内のデータを抽出する第5の処理手段と、 第4の処理手段により抽出した包括金額と、第5の処理手段により抽出した出来高総収入と、出来高算定分と、特定入院換算期間超と、特定入院加算期間内のデータに基づいて、以下の計算式 差額=(包括金額+出来高算定 +特定入院加算期間内+特定入院加算期間超)-出来高総収入 から出来高払いによる収入と包括払いによる収入との差額を求める第6の処理手段と、 第2の処理手段により抽出された患者データ中の患者IDと入院年月日に基づいて、診療明細データ記憶手段から該当する患者のデータを抽出する第7の処理手段と、 第7の処理手段により抽出された患者データ中の医師コードを抽出する第8の処理手段と、 第2の処理手段により抽出した患者データの患者IDと入院年月日と退院年月日とに基づいて、行為明細データ記憶手段から、該当する行為明細データを抽出し、そのレコード中の診療明細名称、使用量、基準単位、存在フラグ、データ区分、レセ電算用コードを抽出する第9の処理手段と、 第9の処理手段により抽出された存在フラグを、データ区分・在院日数・差額・患者ID・入院年月日・退院年月日・レセ電算用コード毎に集計する第10の処理手段と、 第2の処理手段から第10の処理手段までに得られたデータを、データ区分・在院日数・差額・患者ID・入院年月日・退院年月日・レセ電算用コードの順で並び替える第11の処理手段と、 データ区分毎に、患者ID毎の在院日数・医師コード・差額と、当該患者IDの各診療明細名称・使用量・基準単位毎の存在件数を表形式に表した帳票を出力する第12の処理手段と、を備えた診療情報分析システム。
IPC (1件):
G06Q 50/00
FI (1件):
G06F17/60 126A
引用特許:
出願人引用 (5件)
全件表示
審査官引用 (2件)
引用文献:
出願人引用 (3件)
  • 特定機能病院への入院包括評価導入のインパクト
  • 日本版DRG/PPS試行4か月 包括払方式は保険収入に差異 国立神戸病院
  • DPC適用症例の治療行為・コスト情報など「DPCバンク」開
審査官引用 (3件)
  • 特定機能病院への入院包括評価導入のインパクト
  • 日本版DRG/PPS試行4か月 包括払方式は保険収入に差異 国立神戸病院
  • DPC適用症例の治療行為・コスト情報など「DPCバンク」開

前のページに戻る