特許
J-GLOBAL ID:200903058644040953

車両用ブレーキトラクション制御装置におけるブレーキ液圧推定装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-171477
公開番号(公開出願番号):特開平8-034337
出願日: 1994年07月22日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【目的】 電動機駆動の単一のポンプにより左右駆動輪ブレーキの片方または両方にブレーキ液を圧送するブレーキトラクション制御装置において、推定ブレーキ液圧の誤差を少なくする。【構成】 増減圧信号にに対するブレーキ液圧の変化勾配WCを記憶していてブレーキ液圧の増減圧時間に基づいてブレーキ液圧の変化量ΔWCを演算し、この変化量ΔWCを推定ブレーキ液圧の前回値に加算して今回値とし、今回値を推定ブレーキ液圧の前回値として更新する。変化勾配WCは両駆動輪ブレーキの片方のみブレーキ液圧を急増圧させる場合は所定値WC2を用い、両駆動輪ブレーキのブレーキ液圧を同時に急増圧させる場合は所定値WC1を用いる。
請求項(抜粋):
リザーバ内のブレーキ液を左側駆動輪ブレーキおよび右側駆動輪ブレーキへ圧送して各駆動輪ブレーキのブレーキ液圧を増圧するための単一のポンプとこのポンプを駆動するための電動機とを少なくとも含んでいるブレーキ液圧発生手段と、前記ポンプから前記各駆動輪ブレーキへのブレーキ液流入および前記各駆動輪ブレーキから前記リザーバへのブレーキ液流出を制御して前記各駆動輪ブレーキのブレーキ液圧を独立に制御するため各駆動輪ブレーキに対応して配設された複数のブレーキ液圧制御弁手段と、車両の駆動時の各駆動輪の回転状態に応じて前記電動機に駆動信号を出力するとともに前記各ブレーキ液圧制御弁手段に増減圧信号を出力して各駆動輪ブレーキのブレーキ液圧を制御する制御手段とを備えた車両用ブレーキトラクション制御装置において、前記増減圧信号に対するブレーキ液圧の変化勾配を記憶していてブレーキ液圧の増減圧時間に基づいてブレーキ液圧の変化量を演算する変化量演算手段と、この変化量演算手段が演算したブレーキ液圧の変化量と推定ブレーキ液圧の前回値とに基づいて推定ブレーキ液圧の今回値を演算する今回値演算手段と、この今回値演算手段が演算した今回値を推定ブレーキ液圧の前回値として更新する更新手段とを備えており、前記変化量演算手段は、増圧信号に対する前記変化勾配として、前記両駆動輪ブレーキの片方のみブレーキ液圧を増圧させる場合の第1の変化勾配および前記両駆動輪ブレーキのブレーキ液圧を同時に増圧させる場合の第2の変化勾配を記憶していてブレーキ液圧を同時に増圧させる駆動輪ブレーキ数に応じて増圧勾配を切り替えることを特徴とする車両用ブレーキトラクション制御装置におけるブレーキ液圧推定装置。
引用特許:
審査官引用 (12件)
  • 特開昭62-091354
  • 特開昭63-162359
  • 特開平1-269652
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