特許
J-GLOBAL ID:200903058719101643

分光測定を用いた融解温度測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-314805
公開番号(公開出願番号):特開2003-121396
出願日: 2001年10月12日
公開日(公表日): 2003年04月23日
要約:
【要約】【課題】 温度と紫外光に対する吸光度との関係を測定し、それに基づいてTm値を算出する装置において、測定時間を短縮しつつ精度を向上させる。【解決手段】 温度を上昇又は下降させながらマルチセル32の各セルに収容された測定試料溶液又はブランク試料溶液の吸光度を順次繰り返し測定する際に、昇温又は降温を階段状で行えるように温度プロファイルを設定可能とする。測定時に、温冷ユニット34により恒温ブロック33を或る温度まで昇温し、測定待機時間として指定された時間だけその温度を維持する。その間に試料溶液の温度は安定するから、安定後にスライド駆動部37によりマルチセル32を順次移動させつつ各セルの吸光度を測定する。これにより、測定試料溶液の吸光度測定時とブランク試料溶液の吸光度測定時とで温度が同一となるので、溶媒の影響を除去したDNAによる吸光度を高い精度で求めることができる。
請求項(抜粋):
溶媒のみのブランク試料溶液を収容した少なくとも1つのセルと、DNAが前記溶媒に溶解した測定試料溶液を収容した少なくとも1つのセルとを備える多連装のセルを用い、前記ブランク試料溶液及び測定試料溶液の温度を変化させつつ、測定光に対する前記ブランク試料溶液による吸光度と測定試料溶液による吸光度とを繰り返し測定し、その測定結果から溶媒の影響を除去したDNAによる吸光度と温度との関係を求め、それに基づいてDNAの融解温度を算出する融解温度測定装置において、a)前記多連装セルの温度を上昇又は下降させるための温冷手段と、b)前記多連装セルの温度を階段状に上昇又は下降させるべく前記温冷手段を制御する温度制御手段と、c)階段状に温度が変化する際の温度が一定である期間中にあって、所定時間だけ温度一定状態が継続した後に、前記多連装セルに収容されている複数の試料溶液の吸光度測定を順次実行し、温度が階段状に上昇又は下降する毎に該測定を繰り返す測定実行手段と、を備えることを特徴とする、分光測定を用いた融解温度測定装置。
IPC (5件):
G01N 25/02 ,  G01J 3/42 ,  G01N 21/01 ,  G01N 21/13 ,  G01N 21/33
FI (5件):
G01N 25/02 Z ,  G01J 3/42 Z ,  G01N 21/01 C ,  G01N 21/13 ,  G01N 21/33
Fターム (43件):
2G020AA05 ,  2G020BA05 ,  2G020BA20 ,  2G020CA02 ,  2G020CB05 ,  2G020CB44 ,  2G020CC13 ,  2G020CC53 ,  2G020CD04 ,  2G020CD13 ,  2G020CD22 ,  2G020CD34 ,  2G040BA01 ,  2G040BA24 ,  2G040CA12 ,  2G040EC03 ,  2G057AA01 ,  2G057AB03 ,  2G057AB06 ,  2G057AC01 ,  2G057BA01 ,  2G057BD10 ,  2G057EA06 ,  2G057HA01 ,  2G059AA01 ,  2G059AA03 ,  2G059BB12 ,  2G059DD12 ,  2G059DD13 ,  2G059DD16 ,  2G059EE01 ,  2G059EE12 ,  2G059FF09 ,  2G059GG10 ,  2G059HH03 ,  2G059HH06 ,  2G059JJ06 ,  2G059JJ14 ,  2G059JJ30 ,  2G059KK01 ,  2G059MM01 ,  2G059MM11 ,  2G059NN05
引用特許:
審査官引用 (5件)
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