特許
J-GLOBAL ID:200903059054594020

軟判定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-226930
公開番号(公開出願番号):特開平10-070470
出願日: 1996年08月28日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 後段のビタビ復号器の出力における誤り率を小さくするという点で適切な軟判定値を得る。【解決手段】 伝送路特性推定回路18で、推定された各ステートに対応した伝送路特性と受信信号から枝メトリックス作成回路12は各枝メトリックスに対応した送信系列に基づいて枝メトリックス(2乗誤差)を出力する。ACS回路13は、この枝メトリックスと共有メモリ14からの1時刻前の生き残りパスメトリック(累積2乗誤差)とから現時刻の2つのパスメトリック、生き残りパスメトリック及び生き残りパス情報を出力する。最小値選択回路15-1、は枝を構成する最も過去の送信信号0または1に対応したパスメトリックスを入力し、最少の値を出力する。最小値選択回路15の各間の差を軟判定値として出力する。
請求項(抜粋):
伝送路を介して符号化された信号を受信し、送信信号の状態をステートに対応させ、受信信号の受信に伴うひとつのステートから次のステートへの遷移を枝に、その遷移の指標を枝メトリックに対応させ、上記受信信号を逐次受信したときの上記遷移の経路であるパスについて上記枝メトリックに基づき上記パスの指標であるパスメトリックを算出し、上記パスメトリックに基づき上記パスのうち一部を生き残りパスとして選択することにより伝送された信号を軟判定する軟判定装置において、上記受信信号及び生起する可能性のある連続したV個の上記送信信号の組み合わせである上記ステート各々に対応する推定伝送路特性を入力し、上記推定伝送路特性に基づいて、上記ステート各々に繋がる枝それぞれの上記枝メトリックを出力する枝メトリック作成手段と、上記ステート各々に対応して設けられ、上記枝メトリック作成手段により出力される上記枝メトリックと1時刻過去の生き残りパスメトリックを受け、上記ステート各々に対応する送信系列の候補である生き残りパスメトリック、上記生き残りパスに含まれる一時刻過去のステート及び各ステートに繋がる枝を含むパスのパスメトリックを出力する加算比較選択手段と、上記生き残りパスメトリックを記憶し、上記加算比較選択手段が次の時刻の処理をするときに上記1時刻過去の生き残りパスメトリックとして記憶内容を出力するメモリと、上記送信信号の取り得る候補各々に対応して設けられ、上記枝を構成する送信系列の中で最も過去の送信信号の候補に一致する枝に対応する上記パスメトリックを受け、これらのパスメトリックの中で最小のパスメトリックを出力する最小値選択手段と、上記最小値選択手段によりそれぞれ選択された上記パスメトリックに基づき軟判定値を出力する軟判定値作成手段と、上記受信信号及び上記加算比較選択手段により出力される上記ステート各々に対応する上記一時刻過去のステートを受け、上記ステート各々に対応した上記推定伝送路特性を更新し、更新した結果を上記ステート各々に対応した推定伝送路特性として出力する伝送路特性推定手段を備えた軟判定装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 最尤系列推定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-240809   出願人:三菱電機株式会社
  • 適応最尤系列推定器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-202294   出願人:沖電気工業株式会社
  • ダイバーシチ受信機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-325792   出願人:三菱電機株式会社
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