特許
J-GLOBAL ID:200903059131853289

蒸気ボイラ装置における復水経路の腐食抑制方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 市川 恒彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-092966
公開番号(公開出願番号):特開2008-249283
出願日: 2007年03月30日
公開日(公表日): 2008年10月16日
要約:
【目的】蒸気ボイラで発生した蒸気を複数の負荷装置へ分配しながら供給し、各負荷装置で利用された蒸気に由来の復水を各負荷装置から延びる復水経路を通じて回収してボイラ給水として再利用する蒸気ボイラ装置において、復水経路全体の腐食を抑制する。【構成】蒸気ボイラ30で発生した蒸気を負荷装置40a,40b,40cへ送る蒸気供給経路51に対し、蒸気に含まれる炭酸ガスを中和するためのアミン化合物を薬剤注入装置70から連続的に供給する。一方、負荷装置40a,40b,40cからの復水を給水タンク22へ回収する復水経路60において、各負荷装置からそれぞれ延びる支管61a,61b,61cを流れる復水のpH値を個別に測定する。そして、各復水のpH値がいずれもアルカリ性領域になるよう、薬剤注入装置70から供給するアミン化合物の量を制御する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
補給水をボイラ給水として給水タンクに貯留し、前記給水タンクから蒸気ボイラへ給水経路を通じて前記ボイラ給水を供給して加熱することにより発生する蒸気を蒸気供給経路に連絡する分配装置で分配しながら複数の負荷装置へ供給して利用するとともに、複数の前記負荷装置において利用された前記蒸気が凝縮して得られる復水を複数の前記負荷装置のそれぞれから延びる復水経路を通じて前記給水タンクへ回収して再利用する蒸気ボイラ装置において、前記復水経路の腐食を抑制するための方法であって、 前記給水経路および前記蒸気供給経路のうちの少なくとも一つに対し、炭酸ガスを中和可能なアミン化合物を連続的に供給する工程Aと、 複数の前記負荷装置のそれぞれからの復水のpH値を個別に測定する工程Bとを含み、 工程Bにおいて測定される個別のpH値がいずれもアルカリ性領域になるよう、工程Aにおいて前記アミン化合物の供給量を制御する、 蒸気ボイラ装置における復水経路の腐食抑制方法。
IPC (4件):
F22B 37/52 ,  F22D 11/00 ,  C02F 1/66 ,  F22B 37/56
FI (8件):
F22B37/52 Z ,  F22D11/00 C ,  C02F1/66 510G ,  C02F1/66 521A ,  C02F1/66 530C ,  C02F1/66 530L ,  C02F1/66 530P ,  F22B37/56 Z
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (2件)

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