特許
J-GLOBAL ID:200903059135651583

心不整脈治療のための装置と方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 太田 恵一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-505369
公開番号(公開出願番号):特表平8-504653
出願日: 1994年07月20日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】心室性頻脈をマッピングする装置で構成される心不整脈の治療装置及び方法が開示される。患者の器官又は体の構造の部位をアブレーションする方法であり、マッピングされる器官と構造の透視図を得る構成である;器官又は構造の中に又は接した部位に1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端を接触させ;非電磁性の場を使用して個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知して;カテーテルの遠位末端で、器官又は構造の局所的情報を検知し;1又は2以上のデータ地点で生じた検知された情報を処理し;器官又は構造の透視図上のデータ地点を重ね合わせ;そして器官又は構造の部位をアブレーションする。カテーテル(51)は患者の体の中の心腔(52)に導入される。アンテナ(101)は受信機(102)と結合され、そして体表(52)に位置するアンテナ(103a,103b,103c)はアンテナに送信される。送信機(105)は信号を送信アンテナ(103a,103b,103c)へ送信する。
請求項(抜粋):
1.以下に示す工程を含む患者の器官及び体の構造をマッピングする方法: (a)マッピングされる器官又は構造の透視画像を得て; (b)器官又は構造の中にあるいは接している部位に1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端を接触させ; (c)非電磁性の場を用い個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (d)1又は2以上のデータ地点を作り出すために(c)の工程から検知された情報を処理し;及び (e)器官又は構造の透視画像を(d)の工程から1つ又は2以上のデータ地点で重ね合わせる。2.以下に示す工程を含む患者の器官又は体の構造をマッピングする方法: (a)マッピングされる器官又は構造の透視画像を得て; (b)器官又は構造の中にあるいは接している部位に1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端を接触させ; (c)非電磁性の場を用い個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (d)器官又は構造の局所的情報を1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端で検知し; (e)1つ又は2以上のデータ地点を作り出すために(c)と(d)の工程から検知した情報を処理し;及び (f)器官又は構造の透視画像を(e)の工程から1つ又は2以上のデータ地点で重ね合わせる。3.(f)の工程で重ね合わされたマップを作り出すために十分な多くの回数、(d)及び(e)の工程を繰り返す方法である請求項2の方法。4.以下に示す工程を含む患者の器官又は体の構造をマッピングする方法: (a)器官又は体の構造の中に又は接する部位に1つ又は2以上のカテーテルを接触させて; (b)非電磁性の場を使用して個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (c)1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端で器官又は構造の位置情報を検知して; (d)1つまたは2以上のデータ地点を作り出すために(b)及び(c)の工程から検知された情報を処理して;及び (e)受信手段に1つ又は2以上のデータ地点を伝える。5.(e)工程で伝えられたマップを生じるために十分な多くの回数、(c)及び(d)の工程を繰り返す方法である請求項4の方法。6.画像受信手段に写しだされた1つ又は2以上のデータ地点で(e)の工程を行う方法である請求項4の方法。7.以下に示す工程を含む患者の器官又は体の構造をマッピングする方法: (a)器官又は体の構造の中に又は接した部位に1つ又は2以上のカテーテルを接触させて; (b)非電磁性の場を使用して個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (c)検知した情報から1つ又は2以上のデータ地点を作り出し;及び (d)1つ又は2以上のデータ地点を受信手段に伝える。8.(d)工程で伝えられたマップを生じるのに十分な多くの回数(b)及び(c)の工程を繰り返す方法である請求項7の方法。9.画像受信装置に写し出された1つ又は2以上のデータ地点を(d)工程で得る方法である請求項7の方法。10.器官が心臓である請求項1,2,4,又は7の方法。11.検知された局所的情報が心臓の電気的活性である請求項10の方法。12.4個のカテーテルが接触し、その内3個は標準カテーテルで、4番目がマッピング/アブレーションカテーテルである請求項1,2,4,又は7の方法。13.以下に示す工程を含む患者の器官又は体の構造の部分をアブレーションする方法: (a)マッピングされた器官又は構造の透視画像を得て; (b)器官又は構造の中に又は接する部位に1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端を接触させ、少なくとも1つのカテーテルはアブレーションすることができ; (c)非電磁性の場を使用した個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (d)器官又は構造の局所的情報を1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端で検知し; (e)1つ又は2以上のデータ地点を生じる(c)及び(d)の工程から検知された情報を処理し; (f)器官又は構造の透視画像を(e)の工程で得られた1つ又は2以上のデータ地点で重ね合わせて;及び (g)器官又は構造の部分をアブレーションする。14.(f)の工程で重ね合わされたマップを生じるのに十分な多くの回数、(d)及び(e)の工程を繰り返す方法である請求項13の方法。15.以下に示す工程を含む患者の器官又は体の構造の部分をアブレーションする方法: (a)器官又は体の構造の中に又は接した部位に1つ又は2以上のカテーテルを接触させ、少なくとも1つのカテーテルはアブレーションすることができ; (b)非電磁性の場を使用し個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (c)1つ又は2以上のカテーテルの遠位末端で、器官又は構造の局所的情報を検知し; (d)1つ又は2以上のデータ地点を生ずるために(b)及び(c)の工程から検知した情報を処理して; (e)1つ又は2以上のデータ地点を受信手段に伝えて;及び (f)器官又は構造の部分をアブレーションする。16.(e)の工程で移送されたマップを生じるために十分な多くの回数、(c)及び(d)の工程を繰り返す方法である請求項15の方法。17.画像受信手段に写し出された1つ又は2以上のデータ地点を(e)の工程で得る方法である請求項15の方法。18.器官が心臓である請求項13又は15の方法。19.検知された局所的情報が心臓の電気的活性である請求項18の方法。20.アブレーションが心室性頻脈、心室細動、心房性頻脈、心房細動、又は心房粗動である請求項19の方法。21.4個のカテーテルが接触し、その内3個は標準カテーテルで、4番目はマッピング/アブレーションカテーテルである請求項13又は15の方法。22.以下に示す工程を含む心室性頻脈の治療方法: (a)患者の心臓の透視画像を得て; (b)2又は3以上の標準カテーテルと1つのマッピング/アブレーションカテーテルを接触させ、すべてのカテーテルは遠位末端を有し、心臓の中に配置し; (c)非電磁性の場を使用した個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し、 (d)マッピング/アブレーションカテーテルの遠位末端で心臓の電気的活性に関する情報を検知し; (e)1又は2以上のデータ地点を作り出すために(c)及び(d)の工程で検知した情報を処理し; (f)心臓の電気的経路の置換を生じるために心臓の透視画像を(e)の工程から1又は2以上のデータ地点で重ね合わせ; (g)アブレーションのための活性部位の決定を置換して研究し;及び (h)心室の内表面の部位をアブレーションする。23.(f)の工程で重ね合わされたマップを生じるのに十分な多くの回数、(d)及び(e)の工程を繰り返す方法である請求項22の方法。24.以下に示す工程を含む心不整脈を治療する方法: (a)1つ又は2以上の標準カテーテル及び1又は2以上のマッピング/アブレションカテーテルを接触させ、すべては遠位末端を有し、患者の心臓の中に配置し; (b)非電磁性の場を使用した個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知し; (c)マッピング/アブレーションカテーテルの遠位末端で、心臓の電気的活性に関する情報を検知し; (d)1つ又は2以上のデータ地点を作り出すために(b)及び(c)の工程で検知した情報を処理し; (e)1つ又は2以上のデータ地点を受信手段に移送し;及び (f)心室の内表面の部位をアブレーションする。25.(e)の工程で写し出されたマップを生じるのに十分な多くの回数、(c)及び(d)の工程を繰り返す方法である請求項24の方法。26.画像受信手段に映し出された1つまたは2以上のデータ地点を(e)の工程で得る方法である請求項24の方法。27.患者の心臓の中の特定の部位の心不整脈の著しい治療の可能性のある予想の方法であって、患者の心内膜上の多くの部位をペーシングする間の患者の体表電位図と心不整脈中の患者の体電位図の形態の類似性を計算することを含む方法。28.非開心式の方法である請求項27の方法。29.以下の工程を含む計算する方法である請求項27の方法。 (a)多くの部位でペーシングする間の体表電位図の形態と心不整脈中の患者の体表面心電図の形態の類似性を決定し、及び (b)心内膜のそれらの位置と識別できる点における相関類似性マップを作成する。30.心内膜上の多くの部位をペーシングして得られた心電図と不整脈中の心電図との間の相関の決定をすることにより計算を行う方法である請求項27の方法。31.心室性頻脈又は心室細動を治療する方法である請求項27,29,又は30の方法。32.以下の工程を含む方法で術者がマッピングを行うことを自動的に誘導する方法。 (a)マップを作るために多くの位置でマッピング変数の価を記録し;及び (b)より深い情報を獲得するのに最適な位置を同定するため、得られたマップを評価する。33.マッピングされた変数の空間的勾配を計算し結果のマップを評価する方法である請求項32の方法。34.局所興奮時間をマッピングの変数とする方法である請求項32の方法。35.多くの位置で得られた電位図の形態を比較することによりマッピングの変数が派生する方法である請求項32の方法。36.以下の工程を含む方法によって患者のマッピングの工程を自動的に誘導する方法: (a)次のデータの獲得に望ましい部位を検出し;及び (b)マッピングカテーテルの現在の位置と、将来アブレーションを行うべき位置を提供する。37.患者の心内膜の電気的活性のマッピングを構成する方法で、患者の心不整脈の著しい治療の可能性を予想する方法。38.非開心式で、電気的活性をマップする方法である請求項37の方法。39.電気的活性は遅延拡張期電位である請求項37の方法。40.同じ心拍で、局所を得るマッピング手段と局所情報を送る方法である請求項37の方法。41.電気的活性が前電位である請求項37の方法。42.以下に示す工程を含む方法で、固定された複数の標準カテーテルを使用して患者の心臓の中のカテーテルの位置を自動的に定める方法:(a)複数の標準カテーテルを配置し;(b)標準カテーテルの位置と比較してマッピングカテーテルを配置し;及び(c)標準カテーテルの動きを数えた後にマッピングカテーテルの位置を同定する。43.非開心式である請求項42の方法。44.以下に示す工程を含む方法である請求項42の方法:(a)器官又は体の構造の中に又は接した部位に1つ又は2以上のカテーテルを接触させ;(b)非電磁性の場を使用して個々のカテーテルの遠位末端の位置を検知して;(c)1つ又は2以上のデータ地点を生じるために(b)工程から検知された情報を処理し;及び(d)1つ又は2以上のデータ地点を受信手段に移送する。
IPC (2件):
A61B 5/0402 ,  A61B 17/39
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る