特許
J-GLOBAL ID:200903059213487949

トロイダル形無段変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-104838
公開番号(公開出願番号):特開平11-193855
出願日: 1998年04月15日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】最大介在物の大きさを確実に推定された鋼から製造され、かつ強度設計時の許容応力が確実に保証される入出力ディスクとパワーローラ軸受とカムディスクとを備えたトロイダル形無段変速装置を提供する。【解決手段】トロイダル形無段変速装置の入出力ディスクとパワーローラ軸受の外内輪とカムディスクとは以下の極値統計法によって最大介在物の大きさが推定される鋼から製造される。ステップS1では鋼の圧延方向に沿い中心線Pを含む面で切断する。ステップS2では切断された断面23の中心線Pよりの直径Dの40%の部分dを検査対象面24とする。ステップS3では検査基準面積を検査対象面24内の300mm2 以上の面積とし最大介在物の面積の平方根の測定を5回以上行う。ステップS4では最大介在物分布直線を求める。ステップS5では予想を行う面積S内の最大介在物の面積の平方根つまり大きさを推定する。
請求項(抜粋):
駆動源により回転駆動される入力軸と連動して回転する入力ディスクと、前記入力軸の回転に基づく動力を取出す出力軸と連動して回転する出力ディスクと、前記入力ディスクと出力ディスクと転接するパワーローラ軸受と、を備え、前記入力ディスクと出力ディスクとパワーローラ軸受が、棒状に形成された鋼から製造されたトロイダル形無段変速装置において、前記鋼の介在物を検査する検査対象面を、鋼の長手方向に沿う中心線を通りかつこの中心線を含む断面において、前記中心線寄りに、前記中心線と鋼の表面との間の距離の40%以下の範囲とし、検査基準面積を、前記検査対象面内の300mm2 以上の広さを有する面積とするとともに、測定回数を5回以上とし、介在物の大きさの予想を行う面積を、前記入出力ディスクおよびパワーローラ軸受のそれぞれに応力が作用する体積に基いた値とした極値統計法によって、前記介在物の大きさが推定された鋼から、前記入力ディスクと、出力ディスクと、パワーローラ軸受の少なくとも内輪と、のうち少なくとも一つが製造されたことを特徴とするトロイダル形無段変速装置。
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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