特許

J-GLOBAL ID：200903059248053003

サラウンド信号処理装置

発明者： 飯田 敏之 ,  渕上 徳彦 ,  中山 雅博
出願人/特許権者： 日本ビクター株式会社
代理人 (1件)： 二瓶 正敬
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-034371
公開番号（公開出願番号）：特開平6-233394
出願日： 1993年01月29日
公開日（公表日）： 1994年08月19日
要約：

【要約】【目的】 受聴者の前方に配置するスピーカのみによって、リア用として1系統及び又はセンタ用として1系統のサラウンド用信号を用いるサラウンド再生方式と同様な立体音響効果が得られるサラウンド信号処理装置を得る。【構成】 リアチャンネル信号Sを空間の意図した位置に定位させるための空間定位信号に変換する信号変換回路13を設け、その出力の一方Lsと他方の出力Rsの反転信号-Rsを加算器17、19によって一方のチャンネル信号Lに加え、出力Rsと出力Lsの反転信号-Lsを加算器18、20によって他方のチャンネル信号Rに加え、それぞれ受聴者Mの前方左右に配置するスピーカSP1 、SP2 に与えて、再生することにより、本来、必要とする受聴者の後方左右に配置するリアスピーカSP3 、SP4 を不要にしてサラウンド立体音響効果を得る。センタチャンネル信号Cについても同様の処理を施すことができる。音像定位位置が左右対称であれば、変換回路13を構成するフィルタを半分とすることができる。

請求項（抜粋）：

2チャンネルステレオの左チャンネル信号と、右チャンネル信号と、サラウンド音響効果を得るためのリアチャンネル信号との3チャンネル信号に応答するサラウンド信号処理装置であって、所定位置の受聴者の前方左右に実際に配置される一対のスピーカから再生される音の一成分を受聴者の後方の左右対称な2つの所定位置にそれぞれ定位させるための左チャンネル用空間定位信号と右チャンネル用空間定位信号を得るために、前記実際に配置されている一対のスピーカから前記受聴者の左右両耳までのそれぞれの空間の伝達特性と、前記後方の所定位置の一方に測定時のみに配置したスピーカから前記受聴者の左右両耳までのそれぞれの空間の伝達特性とを用いて前記リアチャンネル信号を変換する信号変換回路と、前記左チャンネル用空間定位信号と前記右チャンネル用空間定位信号の反転信号とを前記左チャンネル信号に加える手段と、前記右チャンネル用空間定位信号と前記左チャンネル用空間定位信号の反転信号とを前記右チャンネル信号に加える手段と、を有するサラウンド信号処理装置。

IPC (2件)：

H04S 1/00 ,  H04S 3/00

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 音場再生装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-014619   出願人：松下電器産業株式会社
• 音場信号再生装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-042875   出願人：松下電器産業株式会社
• 音響再生装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-134930   出願人：三菱電機株式会社