特許
J-GLOBAL ID:200903059355085570

定着装置の制御方法および定着装置並びに画像形成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大井 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-328638
公開番号(公開出願番号):特開2003-131517
出願日: 2001年10月26日
公開日(公表日): 2003年05月09日
要約:
【要約】【課題】 所期の定着性を長期にわたって安定に維持することができ、また、定着プロセス条件の変更若しくは変動および動作環境の変化等にかかわらず、安定した定着性が得られる定着装置の制御方法および定着装置、並びにこの定着装置を備えた画像形成装置を提供すること。【解決手段】 本発明の制御方法は、ベルト定着方式の定着装置について、加圧ローラの温度を検知し、少なくとも、加圧ローラ検知温度(b)、荷重ニップ時間(c)、擬似ニップ時間(d)および荷重ニップ面圧(e)に基づいて目標加熱ローラ温度(a)を算定し、目標加熱ローラ温度(a)に基づいて、加熱ローラにおける加熱源の動作状態を制御する。本発明の定着装置は、上記の制御方法を実行する制御機構を有する。本発明の画像形成装置は、上記の定着装置を備えてなる。
請求項(抜粋):
加熱源を有する加熱ローラと、この加熱ローラと平行に伸びるよう離間して設けられた、少なくとも1個の支持ローラと、前記加熱ローラおよび前記支持ローラに掛け渡された定着ベルトと、この定着ベルトを介して前記支持ローラまたは前記加熱ローラを加圧することにより、当該定着ベルトとの間にニップ部が形成されるよう配置された加圧ローラとを具えてなる定着装置を制御する方法であって、前記加圧ローラの温度を検知する工程(イ)と、少なくとも、前記工程(イ)によって得られる加圧ローラ検知温度(b)、下記式(1)により算出される荷重ニップ時間(c)、下記式(2)により算出される擬似ニップ時間(d)、および下記式(3)により算出される荷重ニップ面圧(e)に基づいて、目標加熱ローラ温度(a)を算定する工程(ロ)と、前記工程(ロ)によって得られる目標加熱ローラ温度(a)に基づいて、前記加熱ローラにおける加熱源の動作状態を制御する工程(ハ)とを有することを特徴とする定着装置の制御方法。【数1】式(1) 荷重ニップ時間(c)=L1/V式(2) 擬似ニップ時間(d)=L2/V式(3) 荷重ニップ面圧(e)=P/(L1×W)〔但し、L1は、定着ベルトにおける支持ローラまたは加熱ローラと加圧ローラとによって挟圧された部分の表面における当該定着ベルトの移動方向の幅、L2は、定着ベルトにおける加圧ローラのみに接する部分の表面における当該定着ベルトの移動方向の幅、Vは、定着ベルトの移動速度、Wは、定着ベルトにおける支持ローラまたは加熱ローラと加圧ローラとによって挟圧された部分の表面における当該定着ベルトの移動方向と直交する方向の幅、Pは、定着ベルトにおける支持ローラまたは加熱ローラと加圧ローラとによって挟圧された部分に加わる荷重を示す。〕
IPC (4件):
G03G 15/20 109 ,  G03G 15/20 102 ,  H05B 3/00 310 ,  H05B 3/00 335
FI (4件):
G03G 15/20 109 ,  G03G 15/20 102 ,  H05B 3/00 310 D ,  H05B 3/00 335
Fターム (25件):
2H033AA03 ,  2H033AA06 ,  2H033AA32 ,  2H033BA02 ,  2H033BA09 ,  2H033BA11 ,  2H033BA30 ,  2H033BB01 ,  2H033BB28 ,  2H033BB33 ,  2H033BB34 ,  2H033BE03 ,  2H033CA04 ,  2H033CA08 ,  2H033CA11 ,  2H033CA12 ,  2H033CA30 ,  2H033CA39 ,  3K058AA51 ,  3K058BA18 ,  3K058CA12 ,  3K058CA22 ,  3K058CB02 ,  3K058CB09 ,  3K058DA02
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 画像形成装置及び定着温度制御方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-097549   出願人:株式会社リコー
  • 定着装置およびこの定着装置を用いた画像形成装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-270034   出願人:ミノルタ株式会社
  • 画像形成装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-323974   出願人:株式会社リコー
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