特許
J-GLOBAL ID:200903059743966201

無線マルチキャストデータ転送方法及び無線通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-001094
公開番号(公開出願番号):特開平11-196041
出願日: 1998年01月06日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】 品質の悪い通信路でも信頼性が高く、受信局数が増えてもデータ転送効率の良い無線マルチキャストデータ転送方法を提供する。【解決手段】 受信局201〜205は相互に送受信可能なものがグループ211〜213にされる。送信局101は各グループから代表局を選び、マルチキャストデータフレーム301を送信してグループ211にポーリング341を行う。代表局たる受信局201はフレームを受信してACK311を返す。代表局でない受信局202は代表局の応答をモニタして、再送要求を要するときだけNAK321を返す。すると送信局101はポーリングを中断し、再送フレーム331を直ちに送出し、受信局202に再度ポーリング342を行ってACK312を得る。一定時間T1内にNAKが無いと、送信局101は他グループをポーリングして、最終グループ213の代表局205からACK314を受信した時点でデータ転送を完了させる。
請求項(抜粋):
送信局が同報データに宛先受信局群のアドレス等を付与したフレームを作成し、一度のフレーム送信で前記受信局にデータ転送を行い、前記受信局は、前記同報データを正しく受信していれば肯定応答を返し、前記フレームに誤りがあれば否定応答を返して、前記送信局が否定応答を受信したときに、該否定応答で要求されたフレームを再送する無線マルチキャスト通信において、(1)相互に直接送受信が可能な前記受信局同士を予めグループ化しておき、(2)前記送信局が前記各グループの中から任意の受信局を代表局として選び、(3)前記送信局が前記受信局に前記フレームをマルチキャストで送信した後、(4)前記送信局が、前記グループの一つにポーリングを行って応答を要求し、(5)ポーリングされた前記グループの代表局は、前記同報データを正しく受信できたか否かに応じて肯定応答または否定応答を返すとともに、(6)ポーリングされた前記グループの代表局以外の受信局は、前記代表局が返す応答をモニタし、該応答が肯定応答か又は該応答をモニタできず、且つ、前記同報データを正しく受信できないときに、ランダムアクセスで送信権を獲得して否定応答を返し、(7)前記送信局は、否定応答が返されたときにポーリングを中断し、該否定応答で要求されたフレームを直ちにマルチキャストで再送した後、ポーリングを中断していたグループのうち否定応答を返した受信局に改めてポーリングを行い、(8)該受信局から再び否定応答が返された場合には、その都度、前記手順(7)を繰り返す一方、該受信局から肯定応答が返され且つ一定時間以内に他の受信局から否定応答が返らなければ、次のグループにポーリングを行い、(9)前記送信局が全グループをポーリングするまで前記手順(4)〜(8)を繰り返し、最後のグループの代表局から肯定応答を受信した時点で、前記フレームの転送を完了させることを特徴とする無線マルチキャストデータ転送方法。
IPC (4件):
H04B 7/26 101 ,  H04B 7/24 ,  H04L 12/28 ,  H04Q 11/04
FI (4件):
H04B 7/26 101 ,  H04B 7/24 B ,  H04L 11/00 310 B ,  H04Q 11/04 Z
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • グループ通信方式
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-236088   出願人:日本電気株式会社
  • 無線同報通信システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-108705   出願人:松下電器産業株式会社
  • 同報通信方式
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-029672   出願人:エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
審査官引用 (3件)
  • グループ通信方式
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-236088   出願人:日本電気株式会社
  • 無線同報通信システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-108705   出願人:松下電器産業株式会社
  • 同報通信方式
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-029672   出願人:エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社

前のページに戻る