特許
J-GLOBAL ID:200903059901360090

軌道形状データ収集装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-239069
公開番号(公開出願番号):特開平7-065038
出願日: 1993年08月31日
公開日(公表日): 1995年03月10日
要約:
【要約】【目的】 鉄道車両の車体傾斜制御のしかたとして、走行線区の軌道形状データに基づいて制御する方式が、乗心地の改善に有効である。しかし、従来の軌道形状データ収集装置は非常に煩雑で収集したデータの信頼性が低かった。本発明は簡便で、かつ、軌道の実態に合った信頼性の高い軌道形状データ収集装置を提供する。【構成】 本発明の軌道形状データ収集装置は台車に装架したジャイロスコープなどで測定した曲線の位置や形状信号を波形修正などの処理をした後、そのまま制御に用いることにより軌道データの収集の労力や時間を大幅に省くことができる。また、軌道の実態に基づいた制御を行うことができるので乗心地を更に向上することが可能となる。
請求項(抜粋):
走行線区の実際の曲線のカントや曲率、軌道の水準狂い量や通り狂い量に応じた車体傾斜制御や車体振動制御を行うため、鉄道車両の車軸や主電動機軸に取り付けたパルス式速度発電機が発生するパルス信号と車輪の直径から一定距離間隔のパルス信号とその各瞬時の走行速度を算出し、自動列車停止装置の地上子など軌道に沿って常設された基準となる地点検知信号と該一定距離間隔のパルス信号を測定、記録の距離基準として、台車に装架したロール角を検出するジャイロスコープや傾斜計で測定した台車枠のロール角から走行線区の曲線のカントや軌道の水準狂い量を表す信号および台車に装架したヨー角速度を検出するジャイロスコープで測定した台車枠のヨー角速度と各瞬時の走行速度から走行線区の曲線の曲率や軌道の通り狂いの曲率を表す信号を演算し、該一定距離間隔のパルス信号、ATS地上子など基準点の検知信号、軌道形状データ信号を同時に記録し、または、メモリーカードのような記憶媒体を介して車体傾斜制御装置や車体振動制御装置に入力できる形にデータを編集するなど車体傾斜制御用や車体振動制御用の軌道形状データを簡便に作成できるようにしたことを特徴とする軌道形状データ収集装置。
IPC (2件):
G06F 17/40 ,  G06K 11/00
引用特許:
審査官引用 (3件)

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