特許
J-GLOBAL ID:200903060011817600

芳香族カーボネートの連続的製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-195385
公開番号(公開出願番号):特開平9-040616
出願日: 1995年07月31日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 連続的かつ低コストで芳香族カーボネートを工業的に製造する方法を提供する。【解決手段】 メタノールを出発原料としてジメチルカーボネートを含有する反応生成液を製造し、該反応生成液からジメチルカーボネートを蒸留分離、精製することからなる前段プロセスと、得られたジメチルカーボネートと芳香族ヒドロキシ化合物とを触媒存在下にエステル交換させて芳香族カーボネートを製造することからなる後段プロセスとを結合し、その際、後段プロセスで回収されたメタノールとジメチルカーボネートの混合物を前段プロセスのメタノールとジメチルカーボネートの分離工程へリサイクルして、効率的に再利用する。
請求項(抜粋):
(a)メタノールを出発原料としてジメチルカーボネートを含有する反応生成液を得る反応工程、(b)該反応生成液を有機抽出溶媒を用いて抽出蒸留塔の塔頂より原料メタノールを回収し、一方、塔底より有機抽出溶媒と共にジメチルカーボネートを回収する分離工程、および(c)有機抽出溶媒と共に回収されたジメチルカーボネートの精製工程よりなるジメチルカーボネート製造プロセスと、(d)上記(c)工程で得られたジメチルカーボネートを芳香族ヒドロキシ化合物と触媒の存在下、副生するメタノールをジメチルカーボネートと共に留去しながら芳香族カーボネートを製造する反応工程、および(e)メタノールとメチルカーボネートを主成分とする留出液を蒸留し、メタノールをジメチルカーボネートの混合物として回収する分離工程よりなる芳香族カーボネート製造プロセスとを連結した方法において、前記(e)工程で回収されたメタノールとジメチルカーボネートの混合物を、前記(b)工程のメタノールとジメチルカーボネートの分離工程へリサイクルすることを特徴とする芳香族カーボネートの連続的製造方法。
IPC (6件):
C07C 69/96 ,  B01J 23/76 ,  B01J 31/02 101 ,  C07C 68/02 ,  C07C 68/06 ,  C07B 61/00 300
FI (7件):
C07C 69/96 Z ,  B01J 23/76 X ,  B01J 31/02 101 X ,  C07C 68/02 A ,  C07C 68/06 Z ,  C07C 68/06 A ,  C07B 61/00 300
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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