特許
J-GLOBAL ID:200903060402179188

溶融炭酸塩型燃料電池の運転方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-232060
公開番号(公開出願番号):特開平10-074534
出願日: 1996年09月02日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 運転開始時の昇温中に起きる酸化剤側金属部材の腐食を抑制する。【解決手段】 運転中に酸素を含む雰囲気に曝され、かつ溶融した電解質によって表面が濡れる部材の少なくとも1つがクロム含量が23重量%未満のステンレス鋼からなり、炭酸リチウムを45モル%以上65モル%以下含有し炭酸リチウム以外の炭酸塩の50モル%以上が炭酸ナトリウムである混合炭酸塩を電解質として用い、電解質を運転開始時に酸化剤電極側集電板8内または酸化剤電極3の気孔内に含み、運転開始時の昇温過程において、電解質の融点から、融点より大きく570°C以下の何れかの電池温度までの全ての期間でかつ30分以上、酸化剤電極が触れる雰囲気中の酸素分圧が0.01atm以下もしくは0.08atm以上0.12atm以下または二酸化炭素分圧が0.05atm以下である状態を保持する。
請求項(抜粋):
燃料電極、電解質マトリクス、および酸化剤電極からなる単セルと、隣接する上記単セルを分離するためのセパレータ板と、上記単セルとセパレータ板の間に配置され上記燃料電極および酸化剤電極をそれぞれ支持する燃料電極側および酸化剤電極側集電板と、燃料および酸化剤の給排気を行うマニホールドとを有し、上記単セルとセパレータ板の間に当該溶融炭酸塩型燃料電池の内外を分離するウェットシール部を備えた溶融炭酸塩型燃料電池において、運転中に酸素を含む雰囲気に曝され、かつ溶融した電解質によって表面が濡れる部材の少なくとも1つがクロム含量が23重量%未満のステンレス鋼からなり、炭酸リチウムを45モル%以上65モル%以下含有し炭酸リチウム以外の炭酸塩の50モル%以上が炭酸ナトリウムである混合炭酸塩を電解質として用い、上記電解質を運転開始時に上記酸化剤電極側集電板内または酸化剤電極の気孔内に含み、運転開始時の昇温過程において、上記電解質の融点から、融点より大きく570°C以下の何れかの電池温度までの全ての期間でかつ30分以上、酸化剤電極が触れる雰囲気中の酸素分圧が0.01atm以下もしくは0.08atm以上0.12atm以下または二酸化炭素分圧が0.05atm以下である状態を保持することを特徴とする溶融炭酸塩型燃料電池の運転方法。
IPC (4件):
H01M 8/04 ,  H01M 4/86 ,  H01M 8/02 ,  H01M 8/14
FI (6件):
H01M 8/04 X ,  H01M 8/04 L ,  H01M 4/86 T ,  H01M 8/02 T ,  H01M 8/02 Y ,  H01M 8/14
引用特許:
審査官引用 (6件)
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