特許
J-GLOBAL ID:200903060555749200

リムルス反応活性化物質、この物質の不活化方法及び測定方法並びにリムルス反応測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 光春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-306637
公開番号(公開出願番号):特開平10-185924
出願日: 1997年10月21日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】主に生物学的製剤中に存在するエンドトキシン特異的リムルス反応において偽陽性を呈する新規な原因物質を特定、単離し、さらにこの原因物質の影響をリムルス反応系から排除する手段及びこの原因物質の測定方法を提供すること。【解決手段】リムルス測定用試料と界面活性剤とを、この界面活性剤の凝固点温度を超える温度から50°C以下の温度において共存させる。界面活性剤を含んでなるリムルス反応活性化物質の不活化剤、この不活化剤を含んでなるリムルス試薬及びこの不活化剤を含んでなるリムルス測定用キット。不活化されたリムルス測定用試料。特定の工程を含むエンドトキシンの測定方法及び特定の工程を含むのリムルス反応活性化物質の測定方法を提供すること。
請求項(抜粋):
生物学的製剤を、エンドトキシン及び(1→3)-β-D-グルカンを除去した蒸留水を溶媒とした高速液体クロマトグラフィーを用いたゲル浸透クロマトグラフィーにおいて溶出させた場合に、カラム容積の1/3〜4/5の間の溶出画分に存在し、下記の(1)〜(12)の性質を有するリムルス反応活性化物質:(1)リムルス反応活性化能を有する;(2)エンドトキシン特異的リムルス試薬に反応する;(3)カブトガニのアメボサイト・ライセート由来のC因子を活性化する;(4)発熱性物質試験により、発熱性を呈しない;(5)エンドトキシンでない;(6)(1→3)-β-D-グルカンでない;(7)セリンプロテアーゼ活性を有しない;(8)本物質にポリミキシンBを共存させても、本物質のリムルス反応活性化能が低下しない;(9)本物質にコリスチンを共存させても、本物質のリムルス反応活性化能が低下しない;(10)本物質を0.2M の塩酸で37°Cで60分間処理しても、本物質のリムルス反応活性化能が低下しない;(11)本物質を0.2M の水酸化カリウムで37°Cで60分間処理しても、本物質のリムルス反応活性化能が低下しない;(12)本物質をポリオキシエチレンヘキサデシルエーテルで処理することにより、本物質のリムルス反応活性化能が消失する。
IPC (2件):
G01N 33/579 ,  G01N 33/15
FI (2件):
G01N 33/579 ,  G01N 33/15 Z
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (7件)
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