特許
J-GLOBAL ID:200903061103256040

生分解性の化学軟化剤組成物および結合剤物質を含んで成る多層ティッシュペーパーウェブおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-503542
公開番号(公開出願番号):特表平8-512104
出願日: 1994年06月17日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】生分解性化学軟化剤組成物および結合剤物質を含んで成る多層ティッシュペーパーウェブを開示する。この多層ティッシュペーパーウェブは、化粧用ティッシュおよび/またはトイレットティッシュの様な柔らかい吸収性の紙製品の製造に有用である。多層ティッシュペーパー製品は、好ましくはエステル官能性の第4級アンモニウム化合物およびポリヒドロキシ化合物の混合物を含んで成る、生分解性の化学軟化剤組成物を含む。好ましいエステル官能性の第4級アンモニウム化合物には、塩化ジエステルジ(僅かに水素化)タロウジメチルアンモニウム、塩化ジエステルジ(水素化)タロウジメチルアンモニウムの様なジエステルジアルキルジメチルアンモニウム塩がある。好ましいポリヒドロキシ化合物は、グリセロール、ソルビトール、重量平均分子量が約150〜約800であるポリグリセロール、および重量平均分子量が約200〜約4000であるポリオキシエチレングリコールおよびポリオキシプロピレングリコールからなる群から選択される。多層ティッシュペーパー製品は、繊維くず発生を抑制する、および/または化学軟化剤組成物の使用により引き起こされることがある引張強度損失を相殺するための、有効量の結合剤物質も含む。結合剤物質は、製紙業界で使用される各種の湿潤および乾燥強度添加剤、および歩留り向上剤から選択される。好ましくは生分解性化学軟化剤組成物の大部分は、多層ティッシュペーパー製品の、最も効果的である外側層に配置される。結合剤物質は、繊維くず発生を抑制するために、一般的に多層製品全体に分散される。つまり、化学軟化剤組成物および結合剤物質は、特定の層またはプライの柔らかさ、吸収性、および/または耐繊維くず性を強化するために、多層ティッシュペーパーウェブ中に選択的に分散させることができる。
請求項(抜粋):
少なくとも2つの重なり合った層、すなわち第一の層および少なくとも1つの、第一の層に接触している第二の層、を含んで成る多層ティッシュペーパーウェブであって、前記多層ウェブが、a)製紙繊維、b)0.01%〜3.0%の、好ましくは式またはまたは(式中、各R2置換基はC1〜C6アルキルまたはヒドロキシアルキル基、ベンジル基またはそれらの混合物、好ましくはメチル、であり、各R1置換基はC12〜C22ヒドロカルビル基、または置換されたヒドロカルビル基またはそれらの混合物、好ましくはC16〜C18アルキルまたはアルケニル、であり、各R3置換基はC11〜C21ヒドロカルビル基、または置換されたヒドロカルビルまたはそれらの混合物、好ましくはC15〜C17アルキルまたはアルケニル、であり、Yは-O-C(O)-または-C(O)-O-または-NH-C(O)-または-C(O)-NH-、またはそれらの混合物であり、nは1〜4であり、X-は適当な陰イオン、好ましくは塩化物イオンまたは硫酸メチルイオン、である。)を有する生分解性の第4級アンモニウム化合物、c)0.1%〜3.0%の、好ましくはグリセロール、ソルビトール、重量平均分子量が150〜800であるポリグリセロール、重量平均分子量が200〜4000、好ましくは200〜1000、最も好ましくは200〜600のポリオキシエチレングリコールおよびポリオキシプロピレングリコール、およびそれらの混合物から選択された水溶性ポリヒドロキシ化合物、およびd)0.01%〜3.0%の、好ましくは永久湿潤強度樹脂、好ましくはポリアミド-エピクロロヒドリンまたはポリアクリルアミド永久湿潤強度樹脂、およびそれらの混合物、一時的湿潤強度樹脂、好ましくはデンブン系一時的湿潤強度樹脂、乾燥強度樹脂、歩留り向上樹脂およびそれらの混合物から選択された結合剤物質を含んで成ることを特徴とする多層ティッシュペーパーウェブ。
IPC (4件):
D21H 17/07 ,  A47K 7/00 ,  D21H 11/00 ,  D21H 17/53
FI (4件):
D21H 3/12 ,  A47K 7/00 ,  D21H 3/60 ,  D21H 5/14 Z
引用特許:
審査官引用 (10件)
全件表示

前のページに戻る