特許
J-GLOBAL ID:200903061537968928
拡声通話装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
西川 惠清
, 森 厚夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-099436
公開番号(公開出願番号):特開2005-286796
出願日: 2004年03月30日
公開日(公表日): 2005年10月13日
要約:
【課題】浴室などの高反響空間に設置されたときでもエコーキャンセラの収束時間を短縮して早期に双方向の同時通話を実現する。【解決手段】第1のエコーキャンセラ30Aは適応フィルタ31Aと減算器32Aからなり、音響エコー経路HACのインパルス応答を適応フィルタ31Aにより適応的に同定し、受話信号から推定した擬似エコー成分(音響エコー)を減算器32AによりマイクロホンアンプG1の出力信号から減算することで音響エコーを抑制する。適応フィルタ31Aでは、ES射影法のアルゴリズムによりフィルタ係数を適応的に同定させているので、従来のLMS法や学習同定法に比較して、浴室のような高反響空間におけるフィルタ係数の収束時間を短縮して早期に双方向の同時通話を実現できる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
マイクロホン及びスピーカと、相手側の通話端末から送られてくる受話信号をスピーカに伝送する受話側信号経路並びにマイクロホンで集音された送話信号を伝送して相手側の通話端末へ送る送話側信号経路に損失を挿入することで通話状態を受話及び送話に切り換える音声スイッチと、マイクロホンとスピーカの音響結合によって生じる音響エコーを抑制するエコーキャンセラとを備えた拡声通話装置において、音声スイッチは、送話側の信号経路に損失を挿入する送話側損失挿入手段と、受話側の信号経路に損失を挿入する受話側損失挿入手段と、送話側及び受話側の各損失挿入手段から挿入する損失量を制御する挿入損失量制御手段とを具備し、挿入損失量制御手段は、受話側損失挿入手段の出力点から音響エコー経路を介して送話側損失挿入手段の入力点へ帰還する経路の音響側帰還利得を推定するとともに、送話側損失挿入手段の出力点から回線エコー経路を介して受話側損失挿入手段の入力点へ帰還する経路の回線側帰還利得を推定し、音響側及び回線側の各帰還利得の推定値に基づいて閉ループに挿入すべき損失量の総和を算出する総損失量算出部と、送話信号及び受話信号を監視して通話状態を推定し、この推定結果と総損失量算出部の算出値に応じて送話側損失挿入手段及び受話側挿入損失手段の各挿入損失量の配分を決定する挿入損失量分配処理部とからなり、総損失量算出部は、各帰還利得の推定値に基づいて閉ループに挿入すべき損失量の総和を算出して適応更新する更新モード、並びに総損失量を所定の初期値に固定する固定モードの2つの動作モードを有し、相手側通話端末との通話開始からエコーキャンセラが充分に収束するまでの期間には固定モードで動作するとともに、エコーキャンセラが充分に収束した後の期間には更新モードで動作し、エコーキャンセラは、スピーカとマイクロホンの音響結合により形成される帰還経路のインパルス応答を適応的に同定して帰還経路への入力信号から帰還経路の擬似エコー成分を推定する適応フィルタと、適応フィルタで推定された擬似エコー成分を帰還経路からの出力信号より減算する減算器とを具備し、適応フィルタは、ディジタルのFIRフィルタにより構成され、擬似エコー成分の減算で消去されなかった消去誤差を最小とするように動作するアルゴリズムによってフィルタ係数を逐次修正するとともに、フィルタ係数の修正の大きさを調整するために対角行列で表されるステップゲイン行列を用いることを特徴とする拡声通話装置。
IPC (3件):
H04B3/23
, H04M1/60
, H04M9/08
FI (3件):
H04B3/23
, H04M1/60 C
, H04M9/08
Fターム (15件):
5K027AA09
, 5K027BB03
, 5K027DD07
, 5K027DD10
, 5K027HH01
, 5K038AA07
, 5K038DD02
, 5K038FF10
, 5K038FF13
, 5K046BB01
, 5K046CC29
, 5K046HH11
, 5K046HH24
, 5K046HH61
, 5K046HH69
引用特許:
出願人引用 (7件)
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拡声通話装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-175521
出願人:松下電工株式会社
-
反響消去装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-044649
出願人:日本電信電話株式会社
-
特開平1-238326
-
エコーキャンセラ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-127558
出願人:松下電工株式会社
-
特開昭64-029093
-
エコーキャンセラ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-355299
出願人:株式会社リコー
-
特開平1-220530
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審査官引用 (7件)
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拡声通話装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-175521
出願人:松下電工株式会社
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反響消去装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-044649
出願人:日本電信電話株式会社
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特開平1-238326
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エコーキャンセラ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-127558
出願人:松下電工株式会社
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特開昭64-029093
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エコーキャンセラ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-355299
出願人:株式会社リコー
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特開平1-220530
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