特許
J-GLOBAL ID:200903061583866412

タイヤの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-270084
公開番号(公開出願番号):特開2003-071950
出願日: 2001年09月06日
公開日(公表日): 2003年03月12日
要約:
【要約】【課題】 カーカスとインナーライナとの間に断面略三日月状の補強ゴム層を有する、主には、ランフラット走行可能なタイヤのユニフォーミティを改良する製造方法を提供する。【解決手段】 カーカス部材をビードコアの周りに折り返す前のカーカスバンドを、円筒状をなすグリーンタイヤ成型ドラムの半径方向外方に移載し、グリーンタイヤ成型ドラムでビードコアを保持した後、カーカスの本体部をトロイダル状に変形するとともに、折返し部を折り返す。また、第一バンド成型ドラム1の外周にインナーライナゴム12を円筒状に貼り付けた後、インナーライナゴム12の補強ゴム重畳領域を、その軸方向位置ごとに、概ね、それぞれの位置に対応する前記補強ゴムの厚さの二倍だけ、補強ゴム非重畳領域に対比して相対縮径し、次いで、この相対縮径したインナーライナゴムの補強ゴム重畳領域の外周に補強ゴム13を貼りつける。
請求項(抜粋):
トレッドと、トレッドの側部に連なって半径方向内方へ延びるそれぞれのサイドウォールと、サイドウォールの内周側に設けたビードコアと、それぞれのビードコア間にトロイダル状に延在させて、側部部分をビードコアの周りで半径方向外方に折り返したカーカスと、カーカスの外周側軸方向中央部に設けたベルトと、カーカスの内周側に配置したインナーライナとを具え、タイヤのサイド部の、カーカスとインナーライナとの間に断面略三日月状の補強ゴム層を介装してなるタイヤの製造方法であって、円筒状をした第一バンド成型ドラムの外周に、両方のサイドウォールゴムとインナーライナゴムとを貼付けて円筒状とし、インナーライナゴムの外周に断面略三日月状の両方の補強ゴムを貼付け、次いで、サイドウォールゴム、インナーライナゴムおよび補強ゴムの外周にインナーライナゴムより幅広のカーカス部材を貼付け、カーカス部材の、補強ゴムより軸方向両外側に位置する部分の外周にビードコアをそれぞれセットしてカーカスバンドを成型し、このカーカスバンドを、第一バンド成型ドラムから、円筒状をなすグリーンタイヤ成型ドラムの半径方向外方に移載する工程と、円筒状をした第二バンド成型ドラムの外周にベルト部材とトレッドゴムとを貼付けて、カーカスバンドの外径より大きな内径をもつベルトトレッドバンドを成型し、ベルトトレッドバンドを、第二バンド成型ドラムから前記グリーンタイヤ成型ドラムの半径方向外方に移載する工程と、グリーンタイヤ成型ドラム上で、カーカスバンドのビードコアを保持して、両方のビードコアの間隔を縮小しながらカーカス部材の本体部分をトロイダル状に拡径して、ベルトトレッドバンドの内周にカーカスバンドの軸方向中央部の外周を圧着する工程と、グリーンタイヤ成型ドラム上で、カーカスバンドのビードコアを保持して、サイドウォールゴムとカーカス部材の折返し部分とを折り返す工程とを含み、第一バンド成型ドラム上で、インナーライナゴムの外周に補強ゴムを貼付けるに先立って、インナーライナゴムの、補強ゴムとの貼り合わせ部分であるそれぞれの補強ゴム重畳領域を、インナーライナゴムの残余の部分をなす補強ゴム非重畳領域に対して相対縮径し、この領域の軸方向位置ごとの縮径量を、概ね、それぞれの位置に対応する補強ゴムの厚さの二倍とするタイヤの製造方法。
Fターム (10件):
4F212VA02 ,  4F212VC03 ,  4F212VD01 ,  4F212VK03 ,  4F212VK12 ,  4F212VK22 ,  4F212VK32 ,  4F212VK53 ,  4F212VL13 ,  4F212VP03
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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