特許
J-GLOBAL ID:200903062834419913

車輪駆動用軸受ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-332853
公開番号(公開出願番号):特開2003-136908
出願日: 2001年10月30日
公開日(公表日): 2003年05月14日
要約:
【要約】【課題】 駆動軸部材18とハブ4bとの間で伝達するトルクの変動に基づき、かしめ部30の内端面と等速ジョイント用外輪14の外端面との当接部で異音が発生したり、この当接部が摩耗する事を防止する。【解決手段】 上記かしめ部30の内端面に形成した平坦面32の径方向中央部に凹溝34を形成し、この凹溝34内にグリースを充填する。上記かしめ部30により各転動体6、6への予圧付与を行なえる為、ナット24aの緊締力を抑えて、上記当接部の面圧を低減できる。しかも、上記グリースによりこの当接部の摩擦係数を低くできる為、この当接部の摩擦エネルギを低減して、上記課題を解決できる。
請求項(抜粋):
内半部に等速ジョイントを構成する為の等速ジョイント用外輪を、外半部にスプライン軸を、それぞれ設けた駆動軸部材と、中心部に設けたスプライン孔にこのスプライン軸を係合させる事により、使用時に上記等速ジョイントを介して回転駆動されるハブと、このハブに車輪を支持固定する為に、このハブの外端部外周面に設けられたフランジと、このハブの中間部外周面に、直接又はこのハブとは別体の内輪を介して設けられた第一の内輪軌道と、このハブの内端部に形成された、この第一の内輪軌道を設けた部分よりも外径寸法が小さくなった小径段部と、外周面に第二の内輪軌道を有し、この小径段部に外嵌された内輪と、上記第一の内輪軌道及び上記第二の内輪軌道に対向する1対の外輪軌道を内周面に有し、使用時にも回転しない外輪と、これら各外輪軌道と上記第一、第二の内輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつ設けられた転動体とを備えた車輪駆動用軸受ユニットに於いて、上記小径段部に外嵌した内輪は、上記ハブの内端部でこの内輪よりも内方に突出した部分に存在する円筒部を直径方向外方にかしめ広げて形成したかしめ部により上記小径段部の段差面に向け抑え付けられ、且つ上記各転動体に予圧を付与した状態で、上記ハブに結合固定されており、このハブは、外端面を上記駆動軸部材の先端部に係合させた抑え部材の内端面に、上記かしめ部の内端面を上記等速ジョイント用外輪の外端面に、それぞれ当接させた状態で、上記駆動軸部材に結合固定されており、上記かしめ部の表面で上記等速ジョイント用外輪の外端面に当接する部分に、円周方向に関するこの外端面との摩擦抵抗を小さくする為の摩擦低減構造が設けられている事を特徴とする車輪駆動用軸受ユニット。
IPC (6件):
B60B 35/14 ,  F16C 19/18 ,  F16C 33/60 ,  F16C 35/063 ,  F16D 1/06 ,  F16D 3/20
FI (6件):
B60B 35/14 U ,  F16C 19/18 ,  F16C 33/60 ,  F16C 35/063 ,  F16D 3/20 Z ,  F16D 1/06 Q
Fターム (16件):
3J017AA02 ,  3J017BA10 ,  3J017CA04 ,  3J017DA01 ,  3J017DB08 ,  3J017HA02 ,  3J101AA02 ,  3J101AA32 ,  3J101AA43 ,  3J101AA54 ,  3J101AA62 ,  3J101BA53 ,  3J101BA64 ,  3J101BA77 ,  3J101FA41 ,  3J101GA03
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 車輪支持用ハブユニット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-158878   出願人:日本精工株式会社
  • 等速ジョイント
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-364793   出願人:エヌティエヌ株式会社
  • 車輪用軸受ユニット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-282785   出願人:エヌティエヌ株式会社

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