特許
J-GLOBAL ID:200903062861362370

金属射出成形方法およびその装置並びに成形品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-132495
公開番号(公開出願番号):特開2000-317603
出願日: 1999年05月13日
公開日(公表日): 2000年11月21日
要約:
【要約】【課題】チクソトロピ性を発現させた金属材料を成形金型に射出する成形において、欠損、引け、巣およびバリの発生を可及的に軽減した成形品を得ることができ、且つ長い流動長の流路を有する成形金型で薄肉で大型の成形品を得ることのできる金属射出成形方法を提供する。【解決手段】金属材料を、射出機1の内部で加熱溶融して、固相線温度以上であって液相線温度以下の温度範囲に保持して固液共存状態で成形金型21のスプール流路24内に射出させるとともに、スプール流路24内で液相線温度以上になるよう加熱する。さらに、金属材料は、ランナ流路29において固相線温度以上であって液相線温度以下の温度範囲になるよう冷却するとともに、十分に小さな流路断面積に絞ったゲート部を通過させて剪断力を加えて、金属材料に生成する樹枝晶組織の少なくとも一部を破壊して、再び固液共存状態としてキャビティ31内に流入させる。
請求項(抜粋):
金属材料を、射出機の内部で加熱溶融して、固相線温度以上であって液相線温度以下の温度範囲に保持して固液共存状態で成形金型のスプール流路内に射出させ、前記スプール流路内の金属材料を液相線温度以上になるよう加熱しながら流動させ、前記成形金型における前記スプール流路とキャビティの間のランナ流路において金属材料を固相線温度以上であって液相線温度以下の温度範囲になるよう冷却するとともに、前記ランナ流路に比較して十分に小さな流路断面積に絞ったゲート部を通過させることによって金属材料に剪断力を加えることにより、前記冷却により金属材料に生成する樹枝晶組織の少なくとも一部を破壊して、金属材料を再び固液共存状態として前記キャビティ内に流入させて充填することを特徴とする金属射出成形方法。
IPC (4件):
B22D 17/20 ,  B22D 17/00 ,  B22D 21/04 ,  C22C 1/02 501
FI (4件):
B22D 17/20 F ,  B22D 17/00 Z ,  B22D 21/04 Z ,  C22C 1/02 501 B
引用特許:
審査官引用 (4件)
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