特許
J-GLOBAL ID:200903063903136089

NIR分光法によって物質を同定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有我 軍一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-122154
公開番号(公開出願番号):特開平10-048128
出願日: 1997年05月13日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】 赤外線分析を使用して、未知の物質を多数の既知の物質の一つと合致させることにより、未知の物質をこれが合致した物質と同じものであると同定する方法を提供する。【解決手段】 未知の製品を同定する方法において、同定すべき未知の製品の吸光度スペクトルを測定し、未知の製品のスコア・ベクトルをクラスタの主成分内部モデル空間に投影される未知の製品のスペクトルから決定する。未知の製品のスコア・ベクトルがエンベロープの1つに属しているかどうかを判定し、属している場合には、未知の製品のスコア・ベクトルがクラスタから分割されたサブクラスタのいずれかに属しているかどうかを判定する。未知の製品のスコア・ベクトルがさらに細かく分割されないクラスタ内にあるかどうかが判明するまで、このプロセスを繰り返す。このようにして、サーチを数種類の製品に絞る。
請求項(抜粋):
未知の製品を既知の製品のライブラリの1つと合致させる方法において、前記既知の製品の各々について近赤外線スペクトルを測定するステップ(1)と、前記既知の製品の各々に対して決定された吸光度スペクトルを表すハイパースペースまで延びている既知の製品のベクトルを生成するステップ(2)と、前記の既知の製品のベクトルを、ハイパースペースまで延びているベクトルのクラスタであって、各クラスタ内のベクトルがこのようなクラスタ外部のベクトルよりもハイパースペース内で互いに接近しているクラスタに分割するステップ(3)と、ベクトルの前記クラスタの少なくともいくつかをハイパースペースまで延びているベクトルのサブクラスタに分割するステップ(4)と、前記サブクラスタのすべてのベクトルの数が所定数よりも小さくなるまで、前記サブクラスタの少なくともいくつかに前記ステップ(4)を繰り返すステップ(5)と、前記クラスタおよびサブクラスタの各々を、対応するハイパースペース内で画定されたエンベロープで包囲するステップ(6)と、前記未知の製品の吸光度スペクトルを測定するステップ(7)と、前記未知の製品を表し、前記クラスタのハイパースペースまで延びているベクトルが、ステップ(3)で分割された前記クラスタを包囲する前記エンベロープのどれに属するかを決定するステップ(8)と、前記未知の製品を表すベクトルがサブクラスタに分割されたクラスタを包囲しているエンベロープに属している場合には、前記未知の製品を表し、このようなサブクラスタのハイパースペースまで延びているベクトルが、サブクラスタを包囲するエンベロープのどれに属するかを決定するステップ(9)と、前記未知の製品を表すベクトルがさらに分割されないサブクラスタを包囲するエンベロープに属していると決定されるまで、さらに分割されているサブクラスタについてステップ(9)を繰り返すステップ(10)と、前記未知の製品が前記の最後に挙げたエンベロープ内のベクトルによって表される既知の製品のどれと合致するかを決定するステップ(11)と、を備えている未知の製品を既知の製品のライブラリと合致させる方法。
引用特許:
審査官引用 (9件)
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