特許
J-GLOBAL ID:200903083988961114

ライブラリ安定演算法を用いた吸収スペクトル判定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有我 軍一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-099108
公開番号(公開出願番号):特開平10-038798
出願日: 1997年04月16日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、スペクトルの虚偽の不一致を防止しながら、未知の生成物のスペクトルと既知の生成物のスペクトルとの一致を正確に判定することができる吸収スペクトル判定方法を提供することを課題とする。【解決手段】 既知の製品の吸収スペクトルのトレーニングセットを測定し保存する。この既知の生成物のトレーニングセットを使用して、各既知の生成物に対する拡張標準偏差スペクトルを求める。拡張標準偏差スペクトルはトレーニングセットのスペクトルと移動複写スペクトルとを組み合わせて拡張トレーニングセットのスペクトルとして確保される。次に、未知の生成物の吸収スペクトルを測定し、その吸収スペクトルとトレーニングセットの平均スペクトルとの差を拡張標準偏差スペクトルの値で割ることによって、未知の生成物と拡張トレーニングセットのスペクトルとの差異を求める。
請求項(抜粋):
未知の製品が既知の製品と一致するかどうかを判定する方法であって、既知の製品の多くの試料からトレーニングセットの吸収スペクトルを測定するステップと、前記トレーニングセットのスペクトルから拡張標準偏差を算出するステップと、を有し、前記拡張標準偏差が、前記トレーニングセットのスペクトルと移動複写スペクトルとからなる拡張セットのスペクトルから算出される標準偏差スペクトルに相当し、前記移動複写スペクトルが前記トレーニングセットのスペクトルと同じ形状であるが、トレーニングセットのスペクトルからは波長がずれており、さらに、前記方法は、拡張セットのスペクトルとの未知のスペクトルとの差違を算出するステップと、を有し、前記差違が、ある波長領域に亘って分布する増分波長において未知の試料の吸収スペクトルとトレーニングセットのスペクトルとの間の差を算出し、前記波長領域に亘る拡張標準偏差の値で増分波長毎の前記差を割った商の最大値を算出することにより、算出され、さらに、前記方法は、前記差違が所定値より小さいか否かを判定することにより、未知のサンプルが既知の生成物に一致するか否かを判断するステップと、を有することを特徴とする方法。
引用特許:
審査官引用 (7件)
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