特許
J-GLOBAL ID:200903064219270414

塩化ビニル樹脂を含有する廃棄物を処理する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 熊倉 禎男 ,  小川 信夫 ,  箱田 篤 ,  浅井 賢治 ,  平山 孝二 ,  松田 七重
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-056396
公開番号(公開出願番号):特開2007-229660
出願日: 2006年03月02日
公開日(公表日): 2007年09月13日
要約:
【課題】ダイオキシンの発生を著しく低減することのできる、塩化ビニル樹脂を含有する廃棄物を処理する方法を提供すること。【解決手段】(a)塩化ビニル樹脂を含有する廃棄物を、無酸素状態において、280〜350°C雰囲気で加熱し、該廃棄物から塩化水素と油分とを含有する乾留ガスを排出させ、(b)加熱した廃棄物から燃料プラスチックを得、(c)乾留ガスを水に接触させ、乾留ガスに含まれる塩化水素を水に溶解させる一方、塩化水素を含まない乾留ガスを排出させ、(d)塩化水素を溶解させた水に水酸化カルシウムを添加して中和することにより塩化カルシウムを生成し、(e)中和後の水から油分を分離し、(f)油分と水とを混合することにより、エマルジョン燃料を得、(g)工程(c)において排出させた乾留ガスを850°C以上の温度に2秒以上対流させ、次いで70°C以下の温度に急冷することを含む塩化ビニル樹脂を含有する廃棄物を処理する方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
塩化ビニル樹脂を含有する廃棄物を処理する方法であって、 (a)塩化ビニル樹脂を含有する廃棄物を、無酸素状態において、280°C以上350°C以下の温度雰囲気で加熱し、該廃棄物から塩化水素と油分とを含有する乾留ガスを排出させる工程; (b)工程(a)において加熱した廃棄物から燃料プラスチックを得る工程; (c)工程(a)において排出させた乾留ガスを水に接触させ、乾留ガスに含まれる塩化水素を水に溶解させる一方、塩化水素を含まない乾留ガスを排出させる工程; (d)工程(c)において得られた塩化水素を溶解させた水に水酸化カルシウムを添加して中和することにより塩化カルシウムを生成する工程; (e)工程(d)における中和後の水から油分を分離する工程; (f)工程(e)において得られた油分と水とを混合することにより、エマルジョン燃料を得る工程;及び (g)工程(c)において排出させた乾留ガスを850°C以上の温度に2秒以上対流させ、次いで70°C以下の温度に急冷する工程; を含む前記方法。
IPC (4件):
B09B 3/00 ,  C08J 11/12 ,  C04B 7/38 ,  C01F 11/28
FI (5件):
B09B3/00 302G ,  B09B3/00 302A ,  C08J11/12 ,  C04B7/38 ,  C01F11/28
Fターム (41件):
4D004AA08 ,  4D004AA48 ,  4D004AA50 ,  4D004BA02 ,  4D004BA03 ,  4D004BA06 ,  4D004BA10 ,  4D004CA12 ,  4D004CA24 ,  4D004CA25 ,  4D004CA27 ,  4D004CA46 ,  4D004CA47 ,  4D004CA50 ,  4D004DA03 ,  4D004DA06 ,  4F401AA13 ,  4F401AC20 ,  4F401BA01 ,  4F401BA05 ,  4F401BA06 ,  4F401BA07 ,  4F401BB14 ,  4F401CA64 ,  4F401CA70 ,  4F401CA87 ,  4F401CB02 ,  4F401CB09 ,  4F401CB10 ,  4F401CB14 ,  4F401DA03 ,  4F401DA05 ,  4F401DA11 ,  4F401DA12 ,  4F401DA16 ,  4F401FA01Z ,  4G076AA06 ,  4G076AB06 ,  4G076AB28 ,  4G076BA24 ,  4G076DA30
引用特許:
審査官引用 (7件)
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