特許
J-GLOBAL ID:200903064631821549

改良真空圧力スイング吸着プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-067502
公開番号(公開出願番号):特開平9-239226
出願日: 1997年03月06日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】 原料ガス混合物(例えば空気)から、選択的に吸着されにくい成分を一段と効率的に生成するVPSAプロセスを提供することである。【解決手段】 VPSAプロセスが、(1)オーバーラップする、原料吸着及び生成物昇圧、(2)原料昇圧吸着ステップ、(3)定圧生成物生成/原料ガス吸着ステップ、(4)均圧降下ステップ、(5)降圧排気及びオーバーラップ均圧降下ステップ、(6、7)降圧排気ステップ、(8)酸素パージステップ、(9)均圧及びオーバーラップ昇圧排気ステップ、(10)原料昇圧及びオーバーラップ均圧ステップを含み、空気分離その他の所望される用途に対する前記VPSAプロセスの生成容量が増長される。
請求項(抜粋):
吸着されにくい成分と吸着されやすい成分とを含む原料ガス混合物の内の前記吸着されにくい成分を、2つ以上の吸着床を有する吸着システムにして、各吸着床が前記吸着されやすい成分を選択的に吸着することのできる吸着剤を含む吸着システム内で、前記各吸着床内で真空圧力スイング吸着プロセスをサイクルベースで実施することにより分離するための方法であって、該方法が以下のステップ、即ち、(a)吸着床の供給側端部に原料ガス混合物を導入すると同時に、吸着床の生成側端部に生成ガスを追加することにより、吸着床圧力をより低い中間圧力から中間圧力に昇圧すること、(b)吸着床の供給側端部に原料ガス混合物を導入して吸着床圧力を中間圧力から高い吸着圧力に昇圧し、吸着床の該高い吸着圧力への昇圧の終了時或いはその間に、吸着床の生成側端部から吸着されにくい成分を回収すること、(c)吸着床を、高い吸着圧力から中間圧力に並流降圧し、吸着床の生成側端部からの排ガスをシステムの別の吸着床で均圧のためのガスとして使用すること、(d)吸着床の供給側端部から排気される吸着されやすい成分を使用して吸着床を向流降圧しそれにより、吸着床圧力を中間圧力から、より低い、大気圧以下の脱着圧力に低下させること、(e)吸着床の供給側端部から追加量のガスを排気すると同時に、吸着床の生成側端部から該吸着床に吸着されにくい成分を導入し、吸着床圧力を、前記大気圧以下の脱着圧力から中間圧力に昇圧すること、を含み、更に(1)ステップ(c)の後、且つステップ(d)の前に、吸着床の供給側端部から排気されるガスを使用して吸着床を向流降圧すると同時に、吸着床の生成側端部から排気され、システムにおける再昇圧中の他の吸着床で昇圧ガスとして使用するところの排気ガスにより吸着床を並流降圧し、吸着床圧力を中間圧力からより低い中間圧力に降圧すること、(2)ステップ(d)の後、且つステップ(e)の前に、吸着床の供給側端部から吸着されやすい成分であるところのガスを排気すると同時に、吸着されにくい成分をパージガスとして吸着床の生成側端部に導入し、吸着床圧力が、前記大気圧以下の脱着圧力に基本的に維持されること、を含むことを特長としそれにより、吸着システムの生成容量が向上され且つプロセス全体の効率が助長されてなる方法。
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平1-236914
  • 改良された圧力スイング吸着方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-284425   出願人:プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド
  • 圧力スイング式吸着法における還流
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-199599   出願人:プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド
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