特許
J-GLOBAL ID:200903065198297798

ウェーブレット変換装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-127195
公開番号(公開出願番号):特開平6-338761
出願日: 1993年05月28日
公開日(公表日): 1994年12月06日
要約:
【要約】【目的】 端のデータを忠実に再生するための追加データを少なくし、変換効率の向上を図る。【構成】 入力データXI(i)の低周波成分XL(i)がローパスフィルタ11Aで取り出され、それが間引き手段13で間引きされる。間引きされた低周波成分XL'(i) は、補間手段21で補間され、その補間された低周波成分XL^(i) がローパスフィルタ23Aで取り出される。入力データXI(i)の高周波成分XH(i)は、ハイパスフィルタ12Aで取り出され、それが間引き手段14で間引きされる。間引きされた高周波成分XH'(i) は、補間手段22で補間され、その高周波成分XH^(i) がハイパスフィルタ24Aで取り出される。フィルタ11Aの中心を任意に設定できることを利用し、該フィルタの先頭から中心までの距離が偶数となるように該フィルタを設定する。これにより、データの端の再生のための追加データがフィルタ長-2個となる。
請求項(抜粋):
入力データのウェーブレット変換を行う変換側と、ウェーブレット変換されたデータの逆変換を行う逆変換側とで構成され、前記変換側では、前記入力データの低周波成分を取り出す非対称で、偶数フィルタ長の第1のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタの係数の順序を反転し、該反転された奇数番目の係数の正負を更に反転し、かつ反転されたフィルタの中心を1つ前へ進めて構成され、前記入力データの高周波成分を取り出す第1のハイパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタ及び前記第1のハイパスフィルタで取り出された低周波成分及び高周波成分に対してそれぞれ1データおきに間引きを行う第1,第2の間引き手段とを備え、前記逆変換側では、前記ウェーブレット変換されたデータの低周波成分に対して1データおきにゼロを1つ挿入する第1の補間手段と、前記ウェーブレット変換されたデータの高周波成分に対して1データおきにゼロを1つ挿入する第2の補間手段と、前記第1のローパスフィルタと共役のフィルタで構成され、前記第1の補間手段で補間された低周波成分を取り出す第2のローパスフィルタと、前記第1のハイパスフィルタと共役のフィルタで構成され、前記第2の補間手段で補間された高周波成分を取り出す第2のハイパスフィルタとを備えた、完全再構成あるいは準完全再構成のウェーブレット変換装置において、前記第2のローパスフィルタ及び前記第1,第2のハイパスフィルタの特性を決める前記第1のローパスフィルタの中心を、フィルタ係数の先頭から、偶数個離れた所に設置した構成にしたことを特徴とするウェーブレット変換装置。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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