特許
J-GLOBAL ID:200903066228377305

多列形流体圧ジャッキを用いたコンプレッシング工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 酒井 一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-289298
公開番号(公開出願番号):特開2003-097050
出願日: 2001年09月21日
公開日(公表日): 2003年04月03日
要約:
【要約】【課題】 余長間隔Lを必要とせず、凹部成形用型枠の撤去を必要とせず、また補強用鉄筋の配設箇所も削減できるコンプレッシング工法を提供する。【解決手段】 コンクリート部材10には多列形流体圧ジャッキ1を配置するためのジャッキ用凹部14を設け、このジャッキ用凹部を貫通する圧縮PC鋼棒11の端末ねじ部11Aには押込方向側に圧縮用ナット13を螺合すると共にその逆側に定着用ナット12を螺合し、端末ねじ部が溝4に介挿するように多列形流体圧ジャッキを設置し、ジャッキ用凹部における支圧板15に反力を取りながら多列形流体圧ジャッキのピストンロッド3A-3Dを伸長させ、圧縮用ナット受け部5から圧縮用ナット13を介して圧縮PC鋼棒に押込力を与え、定着用ナットを回してジャッキ用凹部における押込方向の逆側面に当接させる。
請求項(抜粋):
ジャッキの伸長動作により圧縮PC鋼棒に押込力を与えてコンクリート部材に定着することにより引張プレストレスを導入するコンプレッシング工法において、前記ジャッキは、圧縮PC鋼棒の端末ねじ部が介挿される溝と前記端末ねじ部に螺合した圧縮用ナットが圧接する圧縮用ナット受け部とを有する一つのジャッキ本体と、該ジャッキ本体内に前後の同一方向かつ等ストロークの同期した往復動可能に並設された複数個のピストンロッドとからなる多列形ジャッキであって、前記溝は、ジャッキ本体の一側面に開口しかつその中心部に達して前後方向に延在する直線溝からなり、前記圧縮用ナット受け部は、前記圧縮用ナットをジャッキ本体内で受け止めることができるように、本体後部側に前記一側面から前記溝の後端部の間に亘らせ形成した凹部からなり、一方、複数個のピストンロッドは、前記溝を中心軸とした対称に、かつ、前記端末ねじ部に螺合した定着用ナットのねじ回し操作を各ロッドによって妨げることがないように、前記溝の開口部の両側に配設されてなり、前記コンクリート部材には前記ジャッキを配置するためのジャッキ用凹部を設け、該ジャッキ用凹部を貫通する前記圧縮PC鋼棒の端末ねじ部には押込方向側に前記圧縮用ナットを螺合すると共にその逆側に定着用ナットを螺合し、前記端末ねじ部が前記溝に介挿するように前記ジャッキを設置し、前記ジャッキ用凹部における押込方向の逆側面に反力を取りながら前記ジャッキのピストンロッドを伸長させ、前記圧縮用ナット受け部から前記圧縮用ナットを介して圧縮PC鋼棒に押込力を与え、前記定着用ナットを回して前記ジャッキ用凹部における押込方向の逆側面に当接させて圧着することを特徴とするコンプレッシング工法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭63-093965
  • 圧縮PC鋼棒の押込み定着方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-038547   出願人:オリエンタル建設株式会社, 高周波熱錬株式会社
  • プレストレスト部材用ジャッキ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-122432   出願人:佐藤良一, オリエンタル建設株式会社, 小宮山油圧工業株式会社, 神鋼鋼線工業株式会社
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