特許
J-GLOBAL ID:200903066383485351

温水式暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-207261
公開番号(公開出願番号):特開平10-044754
出願日: 1996年08月06日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【課題】 暖房用熱交換器の吹出空気温度の変動幅を低減する。【解決手段】 暖房用熱交換器3に供給される温水流量を制御する流量制御弁4と、暖房用熱交換器3をバイパスして温水を流すバイパス回路5とを備え、バイパス回路5に、エンジン1からの温水の圧力上昇に応じて開度を増大する圧力応動弁6を設ける。流量制御弁4の弁体13の制御流路170には、温水入口19からの温水が流入する入口側開口部171、171aと、温水を温水出口20側に流出させる出口側開口部173、173aと、温水をバイパス開口21側に流出させるバイパス側開口部172とを備え、入口側開口部のうち、小開度側の部分171a、171cから噴出する温水の動圧の主流が圧力応動弁6の弁体30側に作用するようにした。これにより、流量制御弁の小開度領域において上記温水の動圧エネルギーを有効活用して、圧力応動弁6の弁リフト量を増加できる。
請求項(抜粋):
温水供給源(1)から供給される温水と空気とを熱交換して空気を加熱する暖房用熱交換器(3)と、前記温水供給源(1)から前記暖房用熱交換器(3)に供給される温水流量を制御する弁体(13)を有する流量制御弁(4)と、前記暖房用熱交換器(3)をバイパスして温水を流すバイパス回路(5)と、このバイパス回路(5)に設けられ、前記温水供給源(1)から供給される温水の圧力上昇に応じて前記バイパス回路(5)の開度を増大する弁体(30)を有する圧力応動弁(6)とを備え、前記流量制御弁(4)は、前記弁体(13)により前記温水供給源(1)からの温水が流入する温水入口(19)、前記暖房用熱交換器(3)に温水を供給する温水出口(20)、前記バイパス回路(5)に連通するバイパス開口(21)を備えており、前記流量制御弁(4)は、前記弁体(13)に形成した制御流路(170)により前記温水入口(19)から流入する温水を前記温水出口(20)と前記バイパス開口(21)に振り分ける3方弁として構成されており、前記弁体(13)の制御流路(170)には、前記温水入口(19)からの温水が流入する入口側開口部(171、171a)と、この入口側開口部(171、171a)に流入した温水を前記温水出口(20)側に流出させる出口側開口部(173、173a)と、前記入口側開口部(171、171a)に流入した温水を前記バイパス開口(21)側に流出させるバイパス側開口部(172)とを備え、前記入口側開口部には、前記弁体(13)の開度が小さいときに、前記温水入口(19)と連通する小開度側の部分(171a、171c)と、前記弁体(13)の開度が大きいときに、前記温水入口(19)と連通する大開度側の部分(171d)が備えられており、前記小開度側の部分(171a、171c)から噴出する温水の動圧の主流が前記圧力応動弁(6)の弁体(30)側に作用するように、前記小開度側の部分(171a、171c)からの温水の噴出方向を設定したことを特徴とする温水式暖房装置。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 自動車用温水式暖房装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-203692   出願人:日本電装株式会社
  • 温水循環式暖房装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-030735   出願人:株式会社テージーケー
  • 特開昭53-124839
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