特許
J-GLOBAL ID:200903066583529531

振動抑制装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-116547
公開番号(公開出願番号):特開平9-301165
出願日: 1996年05月10日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】 列車の流体作動手段に対する制御信号を適切なタイミングにて発生して、車体の左右方向の挙動を抑制する。【解決手段】 2台前後に連結された車体4,4’において、夫々検出された左右方向の加速度は、夫々後方速度v,前方速度v’に換算され、更に各速度に基づいて後方制御部28,前方制御部28’が夫々指令信号を発生させる。一方、位相差検出部30は、後方指令信号と後方加速度との位相差を検出し、指令値合成部32は、この位相差が大きくなるほど前方指令信号の重みが大きくなるようにして、前方指令信号と後方指令信号との重み付き平均値を算出する。この算出値に基づいて、ダンパ定数設定部36がダンパ14aのダンパ定数を変化させる。こうして前方の車体4’の挙動を用いて後方の車体4に関する予見制御を行なうので、車体4の横方向の挙動を抑制することができる。
請求項(抜粋):
車輪を軸支する台車と、該台車に支持される車体とを備える車両を少なくとも2両前後に連結してなる列車であって、且つ該2両の内の後方車両は、シリンダと、該シリンダ内にて摺動されるピストンとを具備し外部の指令に基づいて所定量の力を発生可能な流体作動手段を備え、上記シリンダ及び上記シリンダの内、一方が上記車体に、他方が上記台車に支持されることにより上記車体と上記台車との左右方向の相対変位を制御する列車に用いられ、上記流体作動手段の発生する力を変化させる発生力変更手段と、上記2両の車両の内、前方車両の左右方向の加速度を検出する前方加速度検出手段と、該前方加速度検出手段による検出結果に基づいて、前方指令信号を出力する前方制御手段と、上記2両の車両の内、後方車両の左右方向の加速度を検出する後方加速度検出手段と、該後方加速度検出手段による検出結果に基づいて、後方指令信号を出力する後方制御手段と、該後方指令信号と上記前方指令信号とに関し、所定の重みを付けた上で平均値を算出し、この重み付き平均値を制御信号として出力する指令値合成手段と、少なくとも該指令値合成手段の出力した制御信号に基づいて、上記流体作動手段の発生力を求め、該発生力に基づいて上記発生力変更手段に対して信号を出力する発生力設定手段と、を備えたことを特徴とする振動抑制装置。
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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