特許
J-GLOBAL ID:200903066631802636

竹積層材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 哲夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-276415
公開番号(公開出願番号):特開2000-084904
出願日: 1998年09月14日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、孟宗竹、真竹等の竹の小片を組み合わせて竹積層材を製造する方法で、この方法で形成された竹積層材は、主に、建築材として、住宅、事務所、公共施設等の床材として使用される。更に各種家具並びにCoffinBox(ひつぎ)として使用され、成長の早い竹材をその材料として使用するので、地球環境破壊防止面で極めて有効な竹積層製品を得ることを目的とする。【解決手段】 竹積層材を製造する方法において、竹の成型過程で、乾留処理及びその後の乾燥工程を採用することにより、竹酢液(糖質・素蛋白・有機酸・水分等)を除去し、強度を増加し、竹材の竹質の堅硬度を増し、竹材の伸縮を極少とした。また上記工程によりひび割れやカビの発生を防止し、虫の進入を防ぎ、切削・接着・塗装等の加工性を向上させた。
請求項(抜粋):
下記工程よりなる竹積層材の製造方法1、竹の太さが80〜120mmの原竹を、所定長さ毎に竹の繊維方向に直交する方向でカットする。原竹の断面円周方向で8〜10分割し、8〜10ピースを切りとる。2、表面の青皮の剥ぎ取りと、内面の髄層(内壁)を荒削り加工する。その結果、 断面が幅20〜32mm、厚さ7〜12mmの1単位の所定長の竹ピースを 得る。3、上記工程で得られた複数枚の竹ピースを、天日乾燥または人工乾燥により、含水率を約30%以下にさせる。4、その後、ローラー成型機により竹ピースの仕上げ成型を行う。5、次の工程で、断面が幅18〜30mm、厚さ5〜10mmの仕上げ成型された複数枚の竹ピースを、乾留処理後に温風乾燥機に入れ、温風乾燥させる。1〜2日間乾燥させる。この工程において、竹ピースの含水率を13%以下とする。6、次の工程で、竹ピース同士の厚みを整え、竹ピースに接着剤を塗布する。7、接着剤が塗布された竹ピースの集合体を、フラット状態にして、防虫処理、高周波プレス加工により接合し、板状に成型する。8、上記工程で成型された板状体を、研磨機により研磨する。9、次の工程で、切断機により上記板状体を必要な幅に切断する。10、最後に必要な幅に切断された板状体の側面に実はぎ等の接合手段を成型し、 仕上げ塗装を行う。
IPC (5件):
B27J 1/00 ,  B27M 3/00 ,  E04F 15/04 ,  A61G 17/007 ,  B32B 9/02
FI (8件):
B27J 1/00 H ,  B27J 1/00 K ,  B27J 1/00 L ,  B27J 1/00 M ,  B27M 3/00 C ,  E04F 15/04 ,  B32B 9/02 ,  A61G 17/00 M
Fターム (30件):
2B250AA01 ,  2B250BA05 ,  2B250BA08 ,  2B250BA09 ,  2B250CA11 ,  2B250DA04 ,  2B250EA01 ,  2B250EA13 ,  2B250EA18 ,  2B250FA01 ,  2B250FA13 ,  2B250FA21 ,  2B250FA25 ,  2B250FA31 ,  2B250FA33 ,  2B250FA45 ,  2B250FA53 ,  2B250HA01 ,  4F100AP10A ,  4F100BA01 ,  4F100CB00G ,  4F100DB03 ,  4F100EC18 ,  4F100EH86 ,  4F100EJ27 ,  4F100EJ86 ,  4F100GB07 ,  4F100JK01 ,  4F100JL01 ,  4F100JL04
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 竹集成材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-197090   出願人:株式会社三葉
  • 合板用竹材の前処理方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-220948   出願人:株式会社日信, 日本型枠工業株式会社
  • 竹合板
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-222559   出願人:株式会社日信, 日本型枠工業株式会社
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