特許
J-GLOBAL ID:200903067205616783

粒子データ演算用プログラム並びに粒子データ演算装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西浦 ▲嗣▼晴
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-366922
公開番号(公開出願番号):特開2007-172169
出願日: 2005年12月20日
公開日(公表日): 2007年07月05日
要約:
【課題】接触判定の演算速度を速めることができて、しかもシミュレーションの精度の低下を阻止する。【解決手段】接触候補粒子ペアを構成する粒子のいずれかにおいて、1/4セル以上の積算変位量が発生すると、接触候補粒子ペアの中で前のステップでは接触していなかった接触候補粒子ペアにおいて接触状態が発生する可能性が高くなる。そこで接触候補粒子ペアについての接触状態の発生可能性が高まった状況において、接触候補粒子ペアのペアデータの更新をする。このようにすると、接触候補粒子ペアのデータ更新を間引いて、結果として接触判定の一部省略を行って演算速度を速めても、シミュレーションの精度が低下することはない。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
離散要素法に基いてコンピュータを用いてシミュレーションを行う際に使用する粒子データを求めるために用いる粒子データ演算用プログラムであって、 座標データによって特定される複数の粒子を含む領域を複数のセルに分割する領域分割ステップと、 前記領域分割ステップで得た前記複数のセルの中の1つのセルを基準にしたときに、他のセルが、基準にした前記1つのセルから2次元方向または3次元方向に何セル分離れているかが判るように前記複数のセルのそれぞれにアドレスを付し、前記複数の粒子の座標データに基いて前記複数の粒子の中心が位置する複数の前記セルを特定し、前記複数の粒子の中心が位置する前記複数のセルを特定するデータをセルデータメモリに記憶させるマッピングステップと、 前記複数のセル内の各粒子に関して、前記複数のセルに付された前記アドレスに基いて、着目した1つの前記粒子が位置する前記セルと隣接する他の複数のセル内に他の粒子の中心がある場合には、前記着目した1つの粒子と前記他の粒子とを接触候補粒子ペアであると決定する接触候補粒子ペア決定ステップと、 前記接触候補粒子ペア決定ステップで決定された前記接触候補粒子ペアについてのデータを接触候補粒子ペアデータメモリに記憶させる接触候補粒子ペア記憶ステップと、 前記接触候補粒子ペアの粒子どうしが接触しているか否かを判定し、前記着目した1つの粒子の単位時間経過後の位置に基いて、前記着目した1つの粒子と接触している他の粒子及び前記着目した1つの粒子と接触する可能性の高い他の粒子との間の運動に関する物理量を演算する物理量演算ステップと、 前記物理量演算ステップの演算結果に基いて、前記複数の粒子の前記座標データを更新する座標データ更新ステップと、 前記物理量演算ステップで演算した結果から前記接触候補粒子ペアを構成する複数の前記粒子の中で、積算変位量が所定量以上になったものがあったか否かを判定する変位量判定ステップと、 前記変位量判定ステップで前記所定量以上の積算変位量を判定したときには、前記マッピングステップへ戻ってそれ以後の前記各ステップを実行する接触候補粒子ペアデータ更新ステップと、 前記変位量判定ステップで前記所定量以上の積算変位量を判定しないときには所定の時間間隔で前記物理量演算ステップ、前記座標データ更新ステップ及び変位量判定ステップを繰り返す繰り返しステップとを前記コンピュータに実行させるための粒子データ演算用プログラム。
IPC (1件):
G06F 19/00
FI (1件):
G06F19/00 110
引用特許:
審査官引用 (2件)

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