特許
J-GLOBAL ID:200903067211684111
量子暗号通信装置
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 邦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-073450
公開番号(公開出願番号):特開2007-251679
出願日: 2006年03月16日
公開日(公表日): 2007年09月27日
要約:
【課題】参照光の損失を抑え、ホモダイン検出における過剰雑音比を小さくし、盗聴者への耐性を高める。【解決手段】量子暗号通信装置100は、送信者側端末1、受信者側端末2及び通信路3からなる。端末1から端末2に比較的強度の強い参照光(パルス光P2)及びパルス毎にランダムに位相変調が加えられた微弱な信号光(パルス光P1)を送る。端末2でさらに参照光にパルス毎にランダムに位相変調を加えた後、これら参照光及び信号光に基づいてホモダイン検出を行って、秘密情報、例えば秘密鍵を得る。端末2では光源4に同期信号を供給する信号発信源17から供給される同期信号に基づいて位相変調器7の処理開始タイミングを制御し、端末1では可変減衰器19からの漏れ光に基づいて検出器26で信号光の到着を検出して位相変調器21の処理開始タイミングを制御する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
量子暗号に基づく通信処理を実行する量子暗号通信装置であって、
第1の通信端末と、第2の通信端末と、上記第1の通信端末および上記第2の通信端末を結ぶ通信路とを備え、
上記第1の通信端末は、
同期信号を発信する同期信号発信源と、
上記同期信号発信源からの同期信号に基づいてパルス光を発生する光源と、
上記光源から発生されるパルス光を信号光および参照光に分離する第1の光分離部と、
遅延器が挿入されている第1の光路と、
遅延器が挿入されていない第2の光路と、
上記第1の光分離部で分離され、上記第1の光路を通過した上記参照光および上記第1の光分離部で分離され、上記第2の光路を通過した信号光を合成して上記通信路に送出する光合成部と、
上記通信路を介して上記第2の通信端末から送られてくる上記信号光および上記参照光を分離する第2の光分離部と、
上記第2の光分離部で分離され、上記第2の光路を通過する上記参照光にパルス毎にランダムな位相変調を加える第1の位相変調器と、
上記第2の光分離部で分離され、上記第2の光路を通過した上記参照光および上記第2の光分離部で分離され、上記第1の光路を通過した上記信号光に基づいてホモダイン検出を行うホモダイン検出部と、
上記同期信号発信源からの同期信号に基づいて、上記位相変調器の処理開始タイミングを制御する第1の制御部とを有し、
上記第2の通信端末は、
上記通信路を介して上記第1の通信端末から送られてくる上記信号光および上記参照光を所定の光路を介して上記通信路に送出する光送出部と、
上記所定の光路を通る上記信号光を減衰させる光減衰器と、
上記所定の光路を通る上記信号光にパルス毎にランダムな位相変調を加える第2の位相変調器と、
上記光減衰器から減衰処理に伴って得られる漏れ光に基づいて上記信号光の到着を検出する検出部と、
上記検出部の検出出力に基づいて、上記第2の位相変調器および上記光減衰器の処理開始タイミングを制御する第2の
制御部とを有する
ことを特徴とする量子暗号通信装置。
IPC (5件):
H04L 9/12
, H04B 10/04
, H04B 10/06
, H04B 10/142
, H04B 10/152
FI (2件):
H04L9/00 631
, H04B9/00 L
Fターム (11件):
5J104AA04
, 5J104AA05
, 5K102AA01
, 5K102AA61
, 5K102AB11
, 5K102AH13
, 5K102AH27
, 5K102MB09
, 5K102PD13
, 5K102PD15
, 5K102PH22
引用特許:
引用文献:
前のページに戻る