特許
J-GLOBAL ID:200903067676644124

天然の歯の部分または歯に固定するための配合物および対応する固定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 深見 久郎 ,  森田 俊雄 ,  仲村 義平 ,  堀井 豊 ,  野田 久登 ,  酒井 將行
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-529638
公開番号(公開出願番号):特表2005-538761
出願日: 2003年08月15日
公開日(公表日): 2005年12月22日
要約:
天然の歯の部分または歯に固定される、特に負荷を負う歯の部分の代用のための配合物(10,11,12,13)は、たとえば、穴をあけられた歯(1)のための充填物、歯冠、ブリッジ、または歯の断端に配置される補綴物、もしくは人工的な歯の部分を固定するために歯根に留められる歯根ピンである。配合物は熱可塑性の特性を備えた材料からなる表面領域を有する。配合物(10,11,12,13)は非常に低い減衰損失の振動特性を有するため、振動による熱可塑性の特性を備えた前記材料の液化では、局所的な応力の集中が必要であり、そのような応力の集中は前記配合物の表面の領域でのみ起こる。配合物は、熱可塑性の特性を備えた材料が象牙質表面および/またはエナメル質表面と接触するかまたは接触できるように好適に準備された天然の歯の部分に位置付けられる。次に、配合物は機械的に振動させられ、同時に天然の歯の部分に押圧され、これにより熱可塑性の特性を備えた材料は少なくとも部分的に液化して、エナメル質または象牙質の表面と密接に接触するため、再固化の後、それは形状的な結合および/または材料的な結合の接続を形成する。そのような配合物で修復された歯は安定性が高くかつ長寿命であり、これは、同じ目的に使用される既知のセメントと比較して、熱可塑性材料の収縮が少なく、かつ熱可塑性材料がクリープにより内部応力を除去する能力を有するという事実によるものである。熱可塑性材料は天然の歯の部分または歯と別の人工的な成分との間の不精密性を一様にすることもでき、これにより歯科技術に必要とされる高精度の要件が低減される(図2)。
請求項(抜粋):
天然の歯の部分または歯に留められる、特に負荷を負う歯の部分の代用のための配合物(10,11,12,13,14,15,16,17)であって、前記配合物は天然の歯の部分内または天然の歯の部分もしくは歯の上に位置付け可能であり、前記配合物は熱可塑性の特性を備えた材料の少なくとも1つの領域(10.2,12.2,14.2,15.2,16.2,17.2)または1つの部分(11.2)を含み、この材料は前記配合物の表面の少なくとも一部分を形成するか、または前記配合物の表面の少なくとも一部分を形成するように位置付け可能であり、かつ前記配合物は非常に小さい減衰損失を備えた振動特性を有するため、振動により前記材料を液化するために局所的な応力の集中が必要であり、前記配合物は前記応力の集中が前記配合物の表面の領域でのみ起こるように設計されることを特徴とする、配合物。
IPC (7件):
A61C13/00 ,  A61C5/08 ,  A61C13/003 ,  A61K6/08 ,  A61K6/083 ,  A61K6/087 ,  A61K6/09
FI (8件):
A61C13/00 A ,  A61C5/08 ,  A61K6/08 H ,  A61K6/083 ,  A61K6/083 500 ,  A61K6/087 ,  A61K6/09 ,  A61C13/00 E
Fターム (20件):
4C059DD08 ,  4C059GG15 ,  4C059RR08 ,  4C059SS04 ,  4C089AA02 ,  4C089AA06 ,  4C089AA07 ,  4C089AA09 ,  4C089AA10 ,  4C089AA12 ,  4C089BE01 ,  4C089BE03 ,  4C089BE04 ,  4C089BE07 ,  4C089BE08 ,  4C089BE09 ,  4C089BE10 ,  4C089BE12 ,  4C089CA04 ,  4C089CA06
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (4件)
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • Composition and physical properties of gutta-percha endodontic filling materials

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