特許
J-GLOBAL ID:200903068300618790

工作機械の干渉監視システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉岡 宏嗣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-327084
公開番号(公開出願番号):特開2005-092654
出願日: 2003年09月19日
公開日(公表日): 2005年04月07日
要約:
【課題】 工具に関係する全輪郭と製品全体の輪郭に基づき、自動運転,手動運転にかかわらず、工具と製品との高速移動時の衝突,切削移動時の干渉,更に干渉後の誤操作を防止する手段を備えた工作機械の干渉監視システムを提供する。【解決手段】 干渉監視準備装置および干渉監視装置の輪郭間干渉判定手段が、製品輪郭T10の範囲を等区間の分区1,2,3,〜に分割し、工具輪郭T1〜T5の最大点P1と最小点P2に着眼した場合に存在する分区の組合せとしての位相番号1,2,3,4,5...ごとにそれぞれの分区1,2,3,〜に内包される製品輪郭要素f(1)〜f(5)を位相番号1,2,3,4,5...ごとに保持し、位相番号1,2,3,4,5...ごとに加工対象製品の形状と使用工具および工作機械の形状との間で干渉の有無を検証する。 分区ごとに存在する位相を随時確認し、製品輪郭側の比較要素を絞り込むので、演算を高速化できる。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
数値制御装置を有する工作機械の干渉監視システムにおいて、 干渉監視準備装置と、加工情報記憶装置と、干渉監視装置とを含み、 前記干渉監視準備装置が、加工対象製品の製品輪郭を作成する製品輪郭作成手段と、使用工具の工具輪郭を作成する工具輪郭作成手段と、前記加工対象製品と前記使用工具との組合せに関する加工プログラムを作成する加工プログラム作成手段と、作成された加工プログラムの合理性を検証する加工プログラム解析手段と、前記加工対象製品の全形状と前記使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証し、加工プログラムが不合理であるかまたは加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生する場合は前記加工プログラム作成手段に処理を戻す輪郭間干渉判定手段とからなり、 前記加工情報記憶装置が、加工プログラムが合理的であり加工対象となる製品の全形状と加工に使用する工具および工作機械の全形状との間で干渉が発生しない場合に前記干渉監視準備装置が作成した加工プログラムを含むデータを保存する記憶装置であり、 前記干渉監視装置が、前記加工対象製品の製品輪郭を前記加工情報記憶装置から呼び出す製品輪郭選択手段と、前記使用工具の工具輪郭を前記加工情報記憶装置から呼び出す工具輪郭選択手段と、前記加工対象製品と前記使用工具との組合せに関する加工プログラムが前記加工情報記憶装置にあるか否かを検索し、加工プログラムが有る場合に加工プログラムの合理性を検証する加工プログラム解析手段と、当該加工プログラムを用いる際に加工対象製品の全形状と前記使用工具および工作機械の全形状との間で干渉の有無を検証する輪郭間干渉判定手段と、干渉が無い加工プログラムを前記数値制御装置の記憶装置に伝送する加工プログラム伝送手段とからなり、 前記干渉監視準備装置および干渉監視装置の輪郭間干渉判定手段が、前記製品輪郭の範囲を等区間の分区に分割し、工具輪郭最大点と最小点に着眼した場合に存在する分区の組合せとしての位相番号ごとにそれぞれの分区に内包される製品輪郭要素を位相番号ごとに保持し、前記位相番号ごとに前記加工対象製品の形状と前記使用工具および工作機械の形状との間で干渉の有無を検証する ことを特徴とする工作機械の干渉監視システム。
IPC (3件):
G05B19/4069 ,  B23Q11/00 ,  B23Q15/00
FI (3件):
G05B19/4069 ,  B23Q11/00 C ,  B23Q15/00 B
Fターム (13件):
3C011AA11 ,  5H269AB01 ,  5H269BB14 ,  5H269EE01 ,  5H269MM04 ,  5H269MM08 ,  5H269NN14 ,  5H269PP03 ,  5H269QD03 ,  5H269QE03 ,  5H269QE07 ,  5H269QE08 ,  5H269QE15
引用特許:
出願人引用 (4件)
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