特許
J-GLOBAL ID:200903068557650686

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-076333
公開番号(公開出願番号):特開平8-270470
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】内燃機関のバルブタイミング制御装置において、低温時にポートウェットを無くし、低温から非低温への移行時にポートウェット量の差を小さくして空燃比の悪化を防止する。【構成】可変機構(VVT)25はバルブオーバラップを変更するために吸気バルブ8のバルブタイミングを変更する。電子制御装置(ECU)80はエンジン1の非低温時にその運転状態に基づき算出される制御目標値に基づきVVT25を制御することにより、最適なバルブオーバラップを得る。ECU80は低温時にバルブオーバラップを強制的に無くすためにVVT25を制御する。ECU80は低温から非低温へ移行時にバルブオーバラップを無い状態から有る状態へ切換えるためにVVT25を制御する。ここで、ECU80はバルブオーバラップが切換えられる前後でポートウェット量が等しくなるような基準値に基づき低温状態を判断する。
請求項(抜粋):
内燃機関の燃焼室に燃料及び空気を供給する吸気通路と前記燃焼室で生じた既燃焼ガスを外部へ案内する排気通路のそれぞれを開くために前記内燃機関の出力軸の回転に同期して作動する吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを前記内燃機関の運転状態に応じて制御することにより、バルブオーバラップを制御するようにしたバルブタイミング制御装置であって、前記バルブオーバラップを変更するために前記両バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを変更可能とするための可変機構と、前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出手段と、前記内燃機関の運転状態に適合した前記バルブオーバラップを得るために前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて前記可変機構を制御するための第1の制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記内燃機関の温度状態を検出するための温度状態検出手段と、前記温度状態検出手段の検出結果と所定の基準値とを比較することにより前記内燃機関が低温状態にあると判断したときに、前記バルブオーバラップを強制的に無くすために前記第1の制御手段に代わって前記可変機構を制御するための第2の制御手段と、前記温度状態検出手段の検出結果と前記所定の基準値とを比較することにより前記内燃機関が低温状態から非低温状態に変わったと判断したときに、前記第2の制御手段に代わって前記第1の制御手段による制御を許容すると共に前記バルブオーバラップを無い状態から有る状態へ切り換えるための切換手段と、前記第2の制御手段及び前記切換手段で使用される前記所定の基準値であって、前記燃焼室からの吹き返しに起因して前記吸気通路に付着する燃料の量が前記バルブオーバラップが無い状態から有る状態へ切り換えられる前後でほぼ等しくなるように予め定められた基準値を記憶するための基準値記憶手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F02D 13/02 ,  F01L 1/34 ,  F02D 45/00 310 ,  F02D 45/00 322
FI (6件):
F02D 13/02 H ,  F02D 13/02 G ,  F01L 1/34 C ,  F01L 1/34 Z ,  F02D 45/00 310 Q ,  F02D 45/00 322 B
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭59-103910
  • 特開平4-203221
  • 特開平4-228843
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