特許
J-GLOBAL ID:200903068567149292
石油貯蔵タンクからのスラッジ内に含まれる炭化水素を除去する除去装置および/または炭化水素を含む残渣を処理する処理装置ならびにプラズマプロセス
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
石田 敬
, 鶴田 準一
, 廣瀬 繁樹
, 西山 雅也
, 樋口 外治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-526460
公開番号(公開出願番号):特表2004-507359
出願日: 2001年09月10日
公開日(公表日): 2004年03月11日
要約:
本発明は、異なる材料、例えば汚物またはスラッジから、石油化学的な漏洩または不適切な廃棄/取り扱いにより生じた有害または危険な有機化合物、例えば石油、油、殺生物剤、除草剤および種々の炭化水素を除去するのに適したプラズマ用プロセスおよび装置に関する。プロセスおよび装置は石油貯蔵タンクの底部に形成されたスラッジ内に含まれる炭化水素を除去するのに使用される。本発明のプラズマ用プロセスおよび装置は同様の材料を処理するのに使用される他のプロセスに比較して以下の利点を有する。利点は、汚物またはスラッジ内の汚染物質を0.1質量%よりも少なくなるまで除去すること、連続的なプロセス動作、要求される場合に汚染物質を再生する能力あること、プロセスの高いエネルギ効率、処理されるべきガスが少量であること、である。プラズマ用プロセスは、炭化水素を揮発させるために汚物またはスラッジに十分なエネルギを与えるプラズマ用システムを採用し、プロセス温度を400°Cと900°Cとの間に維持する。プラズマ用リアクタを流出した揮発化合物はコンデンサ内に収集される。汚物/スラッジを含む石油または油を処理する際に炭化水素はコンデンサ内において液体炭化水素(油)の形態で回収される。汚物またはスラッジはリアクタの一端からリアクタ内に連続的に供給され、同時に油を含んでいない汚物または残渣がリアクタの他端から除去される。炭化水素が酸化するのを妨げるために、プラズマ用リアクタ内の雰囲気は中性または還元される。装置は供給システムと、静的リアクタと、回転式リアクタと、残渣をリアクタ内に搬入するための回転式スクリュと、プラズマ用システムと、揮発化合物を除去するためのチューブと、プラズマ用リアクタの外部に位置するコンデンサと、清浄化材料をリアクタから流出させる出口と、清浄化材料を収集するサイロとを含む。
請求項(抜粋):
炭化水素化合物、例えば石油、油、殺生物剤、除草剤および類似の化合物に含まれる汚物および/またはスラッジを処理するためのプロセスおよび処理装置において、
有機化合物の揮発が生ずるまで汚染物質を加熱するためのプラズマ用プロセスを含み、静的リアクタ内において動作温度を400°Cおよび900°Cの間に維持しており、
さらに、
前記リアクタ内の雰囲気を制御するためのプラズマ用プロセスを含み、価値のある原材料を処理および回収するために前記リアクタ内の前記雰囲気が還元されるかまたは中性にされ、
さらに、
汚染物質を連続的に供給可能にして、除染された物質を連続的に除去可能にすると共に排出ガスを前記プロセスから連続的に除去可能にするためのプラズマ用プロセスと、
要求される場合に前記プロセス時に揮発する価値のある原材料を前記リアクタから別個の容器に回収できるプラズマ用プロセスとを含み、
さらに、
材料をリアクタに通過させるための回転式スクリュを含む可動式搬送部とプロセス用エネルギを形成するためにプラズマ用トーチまたは一対の黒鉛製電極を含むプラズマ用システムとを備えたリアクタとを具備する装置と、
前記リアクタ内に汚染材料を連続的に供給する供給手段、すなわち回転式スクリュコンベヤを含む供給システムと、
前記リアクタから清浄化した材料を連続的に除去するための除去手段とを含み、前記除去システムは外気の前記リアクタ内への進入または前記プロセスにより発生した蒸気の外部への漏洩を妨げるための弁を含む封止容器を具備しており、
さらに、
前記リアクタからの排出ガスを連続的に除去するガス除去手段を含み、該ガス除去手段は前記リアクタからの排出パイプを具備しており、
さらに、
前記流出ガスを凝集して価値のある原材料を回収する凝集回収手段を含み、該凝集回収手段は一つまたは複数のコンデンサを具備している、プロセスおよび処理装置。
IPC (3件):
C02F11/12
, B01J19/08
, F23G7/04
FI (3件):
C02F11/12
, B01J19/08 E
, F23G7/04 601K
Fターム (29件):
3K061AA23
, 3K061AB02
, 3K061AC02
, 3K061FA21
, 4D059AA10
, 4D059BD11
, 4D059BD21
, 4D059BJ14
, 4D059BK24
, 4D059CB06
, 4D059CB07
, 4D059EA06
, 4D059EB06
, 4G075AA14
, 4G075AA22
, 4G075AA37
, 4G075BA05
, 4G075BA06
, 4G075CA03
, 4G075CA17
, 4G075DA02
, 4G075EA02
, 4G075EB01
, 4G075EB43
, 4G075EC21
, 4G075ED03
, 4G075ED09
, 4G075ED11
, 4G075FB03
引用特許:
審査官引用 (6件)
-
汚染物質の処理方法及び処理装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-027160
出願人:サンキット環境開発株式会社
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プラズマによる廃棄物処理装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平6-145478
出願人:新日本製鐵株式会社
-
汚染土壌の除染方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-215708
出願人:リンデアクチエンゲゼルシヤフト
-
特開昭50-086475
-
汚染要因物の除去方法及び装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-314065
出願人:ウエスチングハウス・エレクトリック・コーポレイション
-
特開昭50-086475
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