特許
J-GLOBAL ID:200903068830858864

気圧式倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-103876
公開番号(公開出願番号):特開平11-278248
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 入出力特性にヒステリシスが発生するのを抑え、入力軸に対する押動解除時の応答性を高めると共に、ブレーキの操作性を向上できるようにする。【解決手段】 バルブボディ41内に位置して入力軸13と出力軸22側のリアクションディスク25との間にプランジャ41を配設する。そして、このプランジャ44を、ポペット弁体14を作動させる可動弁座45と、リアクションディスク25からの反力を受承する反力ピストン46と、反力ピストン46の基端側外周に摺動可能に挿嵌された段付スリーブ49と、反力ピストン46、段付スリーブ49と可動弁座45との間に配設され、常時は自由長状態におかれた内側スプリング50、外側スプリング51とから構成する。
請求項(抜粋):
ケーシングと、外周側が該ケーシングに固着され、該ケーシング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、該パワーピストンの内周側に固着され、前記ケーシング内における該パワーピストンの変位に連動して軸方向に変位可能となったバルブボディと、一端側が前記ケーシングの一側外部に突出し、他端側が該バルブボディに挿入して設けられた入力軸と、外部作動気体に対する前記変圧室の連通,遮断及び前記定圧室に対する前記変圧室の連通,遮断を、前記バルブボディ内に設けられたポペット弁体と協働して行うために前記バルブボディ内に設けられ、該入力軸の押動操作により前記バルブボディに対して相対変位するプランジャと、一端側が前記バルブボディに嵌合され、他端側が前記ケーシングの他側より外部に突出した出力軸と、該出力軸の一端側と前記バルブボディとの間に介在され、前記入力軸の押動操作時に前記変圧室と定圧室との間の圧力差によって前記バルブボディに発生する推力を該出力軸に伝達すると共に、該出力軸からの反力の一部を前記プランジャに伝えるリアクション部材とからなる気圧式倍力装置において、前記プランジャは、前記入力軸の他端側が一体的に取付けられ、前記ポペット弁体を作動させる入力軸側部材と、該入力軸側部材に対して相対変位可能に設けられ、前記入力軸の押動時に前記出力軸からの反力が前記リアクション部材に伝達されているときには該リアクション部材が当接する第1の出力軸側部材と、前記入力軸側部材及び第1の出力軸側部材に対して相対変位可能に該第1の出力軸側部材に外装され、前記入力軸の押動時に前記出力軸からの反力が前記リアクション部材に伝達されているときには該リアクション部材が当接し、外周側には前記バルブボディに対する係止部が設けられた第2の出力軸側部材と、前記第1の出力軸側部材と入力軸側部材との間に配設され、前記入力軸の非押動時に前記出力軸からの反力が前記リアクション部材に伝達されていないときには、前記第1の出力軸側部材と入力軸側部材との間に自由長状態で介在された第1のスプリング部材と、前記第2の出力軸側部材と入力軸側部材との間に配設され、前記入力軸の非押動時に前記出力軸からの反力が前記リアクション部材に伝達されていないときには、前記第2の出力軸側部材と入力軸側部材との間に自由長状態で介在された第2のスプリング部材とから構成し、前記バルブボディには、前記入力軸の押動により前記出力軸からの反力が前記リアクション部材に伝達され前記第1の出力軸側部材が入力軸側部材に対して相対変位しているときに、その途中で前記第2の出力軸側部材の係止部に当接し、前記第2の出力軸側部材がバルブボディに対して相対変位するのを規制する段部を設けたことを特徴とする気圧式倍力装置。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (1件)

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