特許
J-GLOBAL ID:200903069006147467

湿式排煙脱硫装置と方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-266327
公開番号(公開出願番号):特開平11-104448
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 湿式排煙脱硫装置の脱硫性能を損なわずに排水処理装置で有害な微量物質などの生成を抑制すること。【解決手段】 脱硫率を算出し、吸収液の溶存酸素濃度と吸収液の酸化還元電位の少なくとも一方の値と脱硫率と酸化用空気供給量と吸収液のpHの測定値と吸収塔に導入される排ガス流量に基づき、脱硫率が設定値以上であり、吸収液の溶存酸素濃度と酸化還元電位の少なくとも一方が設定値以下になるように、吸収液量の排ガス量に対する比率である液ガス比と吸収液pHと吸収塔への空気供給量とを算出し、該算出値に基づき吸収塔内の排ガスとの反応領域に供給する吸収液循環量、吸収塔への吸収剤供給量、吸収塔への空気供給量および前記供給された空気の利用率の少なくとも1以上を変化させる。
請求項(抜粋):
燃焼装置から排出される排ガス中に含まれるばいじん、硫黄酸化物およびその他の物質を硫黄酸化物吸収剤を含む吸収液を循環供給して吸収、除去し、同時に空気を供給することにより、吸収液中に吸収した硫黄酸化物を酸化する吸収塔を備えた湿式排煙脱硫装置において、吸収塔に導入される排ガス流量を検知する手段と、吸収塔入口の硫黄酸化物濃度を検知する手段と、吸収塔出口の硫黄酸化物濃度を検知する手段と、吸収液の溶存酸素濃度と吸収液の酸化還元電位の少なくとも一方を検知する手段と、吸収液のpHを検知する手段と、吸収塔内の排ガスと反応させるための吸収液循環流量を検知する手段と、吸収塔の吸収液中への空気供給量を検知する手段と、吸収塔への吸収剤供給量を検知する手段と、前記各検知手段の検出値に基づき、脱硫率が設定値以上であるとともに、吸収液の溶存酸素濃度と酸化還元電位の少なくともいずれかが設定値以下になるように、吸収液量の排ガス量に対する比率である液ガス比と吸収液pHと吸収塔への空気供給量と吸収塔へ供給された空気の利用率とを決定する演算装置と、該演算装置で得られた各演算値に基づき、吸収塔内の排ガスと反応させるための吸収液循環量、吸収塔への吸収剤供給量、吸収塔への空気供給量および前記吸収塔へ供給された空気の利用率の少なくとも1以上を変化させる各々の装置を設けたことを特徴とする湿式排煙脱硫装置。
IPC (6件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 53/14 ,  B01D 53/18 ,  F23J 15/00 ,  F23J 15/04
FI (5件):
B01D 53/34 125 Q ,  B01D 53/14 C ,  B01D 53/18 C ,  F23J 15/00 B ,  F23J 15/00 E
引用特許:
審査官引用 (15件)
  • 特開平3-072912
  • 吸収液中の亜硫酸カルシウムの酸化制御方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-007014   出願人:三菱重工業株式会社
  • 特開平3-072912
全件表示

前のページに戻る