特許
J-GLOBAL ID:200903069336308165
インクジェット記録体
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-086315
公開番号(公開出願番号):特開2009-234188
出願日: 2008年03月28日
公開日(公表日): 2009年10月15日
要約:
【課題】プリンタ給紙時の耐傷性、インク吸収性、光沢性等のインクジェット記録体としての適性に優れ、かつ生産性に優れたインクジェット記録体を提供する。【解決手段】透気性基材上に、顔料および接着剤を含有する少なくとも1層のインク受容層及び光沢発現層を順次積層してなり、該光沢発現層用塗布液層が湿潤状態あるいは再湿潤状態にある間に、加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥して光沢発現層が形成されたキャスト型インクジェット記録体において、該光沢発現層が、粒子径5μm未満の顔料と、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポリオキシエチレンオレイルアミン、ポリオキシエチレン牛脂アルキルアミンおよびポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドから選ばれる少なくとも1種とを含有し、かつ該光沢発現層表面のJIS-Z-8741による20°光沢度が15%以上であることを特徴とする、キャスト型インクジェット記録体。【選択図】なし
請求項(抜粋):
透気性基材上に、顔料および接着剤を含有する少なくとも1層のインク受容層及び光沢発現層を順次積層してなり、該光沢発現層塗布液層が湿潤状態あるいは再湿潤状態にある間に、加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥して光沢発現層とするキャスト型インクジェット記録体において、該光沢発現層が、粒子径5μm未満の顔料と、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポリオキシエチレンオレイルアミン、ポリオキシエチレン牛脂アルキルアミンおよびポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドから選ばれる少なくとも1種とを含有し、かつ該光沢発現層表面のJIS-Z-8741による20°光沢度が15%以上であることを特徴とする、キャスト型インクジェット記録体。
IPC (4件):
B41M 5/00
, B41M 5/50
, B41M 5/52
, B41J 2/01
FI (2件):
B41M5/00 B
, B41J3/04 101Y
Fターム (42件):
2C056EA04
, 2C056FC06
, 2H186BA13
, 2H186BA34X
, 2H186BB02X
, 2H186BB05X
, 2H186BB14Y
, 2H186BB14Z
, 2H186BB17Z
, 2H186BB27X
, 2H186BB27Y
, 2H186BB27Z
, 2H186BB32X
, 2H186BB32Y
, 2H186BB32Z
, 2H186BB34Z
, 2H186BB48X
, 2H186BB52X
, 2H186BB52Y
, 2H186BB52Z
, 2H186BC08X
, 2H186BC09X
, 2H186BC26Y
, 2H186BC26Z
, 2H186BC27Z
, 2H186BC28X
, 2H186BC34Z
, 2H186BC51X
, 2H186BC51Y
, 2H186BC51Z
, 2H186BC52Z
, 2H186BC54X
, 2H186BC65Z
, 2H186BC66Z
, 2H186BC77X
, 2H186BC77Y
, 2H186BC77Z
, 2H186BC78Y
, 2H186BC78Z
, 2H186CA08
, 2H186DA12
, 2H186DA19
引用特許:
出願人引用 (13件)
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インクジェット記録用キャスト塗被紙およびその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-115018
出願人:新王子製紙株式会社
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キャストインクジェット記録用紙
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-365476
出願人:王子製紙株式会社
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インクジェット記録用シート
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-192125
出願人:王子製紙株式会社
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インクジェット記録用キャストコート紙及びその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-280846
出願人:日本製紙株式会社
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特開平3-113090号公報 特許文献1では、離型剤として脂肪酸アミド類が例示(0025)されているが、アニオン系の離型剤との併記であり、また、キャスト塗工層顔料の粒子径が規定されておらず、現状では優れた記録適性と外観を併せ持つインクジェット記録体とは言いがたくなっている。 特許文献2では、高級脂肪酸アミドを含むキャスト塗工層が提案され、一定の成果を上げている。しかし前述のとおり脂肪酸アミドは疎水性が強く、更なる高品質と高い生産性を両立させるためには、現状では十分ではない。 特許文献3では、離型剤として脂肪酸アミドが例示されているが、他の離型剤との並列に留まり、インクジェット記録体として求められる特別な要求に対して記載しておらず、また、脂肪酸アミドは前述のような課題を持っており、その解決策を与えるものではない。 特許文献4では、離型剤としてカルナバワックス、オレイン酸、オレイン酸アンモニウム、ポリエチレンエマルジョン等、公知の材料が実施例で示されているだけであり、インクジェット記録体として求められる特別な要求に対して選定されていない。 特許文献5では、シラン変性されたアクリル樹脂粒子を加えることで離型性を得ようとしているが、脂肪酸アミンまたは脂肪酸アミド類で優れた離型性が得られることについては記載していない。 特許文献6では、カチオン性重合体微粒子を加えることで離型性を得ようとしているが、脂肪酸アミン類またはアミド類で優れた離型性が得られることについては記載していない。 特許文献7では、脂肪族炭化水素またはその誘導体、脂肪酸またはその塩、脂質が提案され、一定の成果を上げているが、現在では更なる塗工適性の改善、離型性の改善が望まれている。脂肪酸アミンまたは脂肪酸アミド類については記載しておらず、現在では必ずしも十分とはいえない。 特許文献8では、カチオン性パラフィンワックスが提案されている。また、一般的なものの一つとしてステアリン酸アミドが例示されているが、脂肪酸アミドの一種であるステアリン酸アミドの疎水性については言及されておらず、更にはステアリン酸アミドの疎水性を改善した誘導体は記載していない。 特許文献9では、離型剤としてポリオレフィンワックス類、脂肪酸およびそのアルカリ塩、脂肪酸アミドが例示されているが、脂肪酸アミドの疎水性については言及されておらず、更には脂肪酸アミドの疎水性を改善した誘導体は記載していない。 特許文献10では、炭素数12〜19の脂肪酸およびその水溶性塩が提案され、ポリオレフィンワックス類、脂質、シリコーン化合物、フッ素化合物が例示されており、一定の成果を上げているが、現在では更なる塗工適性の改善、離型性の改善が望まれている。脂肪酸アミン類または脂肪酸アミド類については記載しておらず、現在では必ずしも十分ではない。 特許文献11では、ポリエチレンワックスと離型剤を併用することが提案されている。離型剤としては、高級アルキル燐酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸アルカリ塩類、脂質等が例示されており、一定の成果を上げているが、現在では更なる塗工適性の改善、離型性の改善が望まれている。脂肪酸アミン類または脂肪酸アミド類のように誘導体として脂肪酸アミドがもっている疎水性を改善することについては記載しておらず、現在では必ずしも十分とはいえない。 特許文献12では、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテルをゲル化液(凝固法キャストの場合)や再湿潤液(リウェット法の場合)またはインク受理層塗工後、乾燥するまでに、その表面に塗工する処理液(直説法の場合)に添加し、インク受理層を軟化してキャストしやすくするということが提案されているが、脂肪酸アミン類または脂肪酸アミド類による離型性の改善については記載しておらず、また、その効果も十分とはいえない。 特許文献13では、再湿潤液またはゲル化液にポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有させ、かつ、鏡面ドラム表面に炭素数11〜17の飽和脂肪酸および/またはその金属塩を塗布することが開示されているが、インクジェット用紙としては十分とは言えない。
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インクジェット記録用シート及びその製法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-013708
出願人:王子製紙株式会社
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キャスト塗被紙の製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-086145
出願人:日本製紙株式会社
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インクジェット記録紙の製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-017047
出願人:日本加工製紙株式会社
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インクジェット記録シート
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-071800
出願人:三菱製紙株式会社
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インクジェット記録シートおよびその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-016448
出願人:三菱製紙株式会社
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インクジェット記録用キャスト塗被紙
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-147690
出願人:王子製紙株式会社
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インクジェット記録用光沢紙
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-303475
出願人:北越製紙株式会社
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インクジェット記録用紙
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-344025
出願人:王子製紙株式会社
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審査官引用 (3件)
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