特許
J-GLOBAL ID:200903069480597040

転がり軸受用密封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-057840
公開番号(公開出願番号):特開平10-252762
出願日: 1997年03月12日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 内側シールリップ16bが反転する事がなく、低トルクでしかも優れた耐久性及びシール性を得られる構造を安価に実現する。【解決手段】 スリンガ6は内輪の端部に外嵌固定する。芯金5aは外輪の端部に内嵌固定する。この芯金5aにそれぞれの基端部を結合した外側、中間、内側各シールリップ14a、15a、16bは、先端縁に向かう程転がり軸受の外部空間に向かう方向に傾斜している。内側シールリップ16bの先端縁と、スリンガ6を構成する内径側円筒部12の外周面との締まり嵌めは、ほぼ零としている。従って、上記内側シールリップ16bの先端縁が内径側円筒部12の外周面から外れた状態から、この内側シールリップ16bを上記内径側円筒部12に外嵌しても、この内側シールリップ16bが反転する事はない。
請求項(抜粋):
内輪の外周面に設けた内輪軌道と外輪の内周面に設けた外輪軌道との間に複数の転動体を設けて上記内輪と外輪との相対回転を自在とした転がり軸受に組み込み、上記内輪の端部外周面と上記外輪の端部内周面との間を塞ぐ為、上記外輪の端部内周面に内嵌固定自在な外径側円筒部及びこの外径側円筒部の軸方向内端縁から直径方向内方に折れ曲がった内側円輪部を備えた円環状の芯金と、上記内輪の端部外周面に外嵌固定自在な内径側円筒部及びこの内径側円筒部の軸方向外端縁から直径方向外方に折れ曲がった外側円輪部を備えた円環状のスリンガと、弾性材により造られて3本のシールリップを有し、上記芯金にその基端部を結合固定したシール材とから成り、最も外側に位置する外側シールリップの先端縁を上記スリンガを構成する外側円輪部の内側面に摺接させ、残り2本のシールリップである中間シールリップ及び内側シールリップの先端縁を上記スリンガを構成する内径側円筒部の外周面に摺接させた転がり軸受用密封装置に於いて、上記3本のシールリップは総て、それぞれの先端縁に向かう程転がり軸受の外部空間に向かう方向に傾斜しており、最も内側に位置する内側シールリップの先端縁と上記内径側円筒部の外周面とを当接させた状態で、上記内側シールリップが全く弾性変形していないか極く僅かしか弾性変形していない状態である、締め代がほぼ零の状態である事を特徴とする転がり軸受用密封装置。
IPC (2件):
F16C 33/76 ,  F16J 15/32 311
FI (2件):
F16C 33/76 A ,  F16J 15/32 311 Z
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 軸受密封装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-246891   出願人:エヌティエヌ株式会社
  • 特開昭64-021219
  • 密封装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-169275   出願人:光洋精工株式会社, 東洋シール工業株式会社
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