特許
J-GLOBAL ID:200903069668065240

燃料電池用高分子電解質膜の製造方法、その電解質膜及びその膜を使用した燃料電池用膜電極接合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 社本 一夫 ,  小野 新次郎 ,  小林 泰 ,  千葉 昭男 ,  富田 博行 ,  桜井 周矩 ,  大川 宏志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-049319
公開番号(公開出願番号):特開2009-206019
出願日: 2008年02月29日
公開日(公表日): 2009年09月10日
要約:
【課題】高分子フィルム基材の持つ固有の特性の低下を抑制しつつ、低いグラフト率において、高いプロトン伝導性を与えるとともに寸法変化、機械的な強度変化、メタノール燃料の透過を抑制し、さらに、耐熱性、耐酸化性が良好な燃料電池用高分子電解質膜及びその製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】高分子フィルム基材に、スルホン酸基導入可能なビニルモノマー及び水とケトン系溶媒を含む溶媒を含んでなるモノマー溶液を接触させた状態で紫外線を照射して、当該ビニルモノマーを液相系において当該高分子フィルム基材表面から光グラフト重合させて、グラフト鎖を当該基材表面及び当該基材表面から内部方向に伸張させる光グラフト重合工程と、前記光グラフト重合工程により形成された前記グラフト鎖中のスルホン酸基導入可能な部分にスルホン酸基を導入する工程とを備えることを特徴とする、燃料電池用高分子電解質膜の製造方法を利用する。 その結果、基材表面上にのみラジカルを発生させることができ、基材表面から内側方向にビニル系モノマーをグラフト重合でき、さらに、スルホン酸基を導入することができるので、基材の固有の物性を維持しつつ、良好な物性を有する燃料電池用高分子電解質膜を提供できる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
高分子フィルム基材に、スルホン酸基導入可能なビニルモノマー及び水とケトン系溶媒を含む溶媒を含んでなるモノマー溶液を接触させた状態で紫外線を照射して、当該ビニルモノマーを液相系において当該高分子フィルム基材表面から光グラフト重合させて、グラフト鎖を当該基材表面及び当該基材表面から内部方向に伸張させる光グラフト重合工程と、 前記光グラフト重合工程により形成された前記グラフト鎖中のスルホン酸基導入可能な部分にスルホン酸基を導入する工程と を備えることを特徴とする、燃料電池用高分子電解質膜の製造方法。
IPC (4件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/10 ,  H01B 13/00 ,  H01B 1/06
FI (5件):
H01M8/02 P ,  H01M8/10 ,  H01M8/02 E ,  H01B13/00 Z ,  H01B1/06 A
Fターム (11件):
5G301CD01 ,  5G301CE01 ,  5H026AA06 ,  5H026BB00 ,  5H026BB10 ,  5H026CX04 ,  5H026EE18 ,  5H026EE19 ,  5H026HH00 ,  5H026HH03 ,  5H026HH05
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (5件)
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引用文献:
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