特許
J-GLOBAL ID:200903070526108519

マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-329107
公開番号(公開出願番号):特開2001-146157
出願日: 1999年11月19日
公開日(公表日): 2001年05月29日
要約:
【要約】【課題】従来、シール24、26とリリーフ孔4c、5cと間の距離は、これに関係する部品の寸法ばらつきや経時的な寸法変化を考慮し、第1、第2のピストン4、5が非作動位置に在るときはシール24、26がリリーフ孔4c、5cを絶対に閉塞することのないよう、余裕を持った値にせざるを得ず、無効ストロークを短縮するにあたって、これにより制約を受けていた。また、従来、関係部品の寸法ばらつきや経時的な寸法変化を考慮してシール24、26とリリーフ孔4c、5cと間の距離を設定しても、予期しない異常な変化が部品等に起こり、シール24、26がリリーフ孔4c、5cを閉塞してしまうことは回避できるものではない。本発明は、シール24、26がリリーフ孔4c、5cにより閉塞されても、ブレーキ液圧力の残圧を発生することのないマスタシリンダを提供することである。【解決手段】リリーフ孔4c、5cよりも細径のセイフティ孔4e、5eをリリーフ孔4c、5cの後方位置に設けたことにより、第1、第2の圧力室9、10に、ブレーキ液圧力の残圧が発生しないようにした。
請求項(抜粋):
シリンダハウジングの一端にシリンダを開口し、該シリンダ内に嵌挿されるピストンを摺動可能に設け、該ピストンと前記シリンダハウジングとによって圧力室を画成するとともに、前記ピストンの外周と前記シリンダハウジングの間には給液室を画成し、また、該圧力室に前記ピストンを後退方向へ付勢するばね機構を配設し、前記ピストンが前記ばね機構より戻されて非作動位置に在るとき、前記圧力室は、前記ピストンに設けられたリリーフ通路により前記給液室と連通するように構成されたマスタシリンダにおいて、前記ピストンには、該ピストンに設けられた前記リリーフ通路の給液室内開口部のやや後方位置に、該ピストンを貫通して前記圧力室に達する細径のセイフティ孔の開口部を設けて、前記ピストンが前記圧力室に配設されたばね機構により戻されて非作動位置に在るとき、前記ピストンに設けられた該セイフティ孔によっても、前記圧力室は、前記給液室と連通するように構成されたことを特徴とするマスタシリンダ。
Fターム (5件):
3D047BB06 ,  3D047BB11 ,  3D047BB15 ,  3D047CC17 ,  3D047CC32
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • マスタシリンダ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-294502   出願人:トキコ株式会社
  • マスタシリンダ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-325860   出願人:自動車機器株式会社, 株式会社デンソー

前のページに戻る